モディリアーニにお願い』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

美術部を舞台に、絵を描くこと、描けないこと、そして「何のために描くのか」という問いに向き合う青春群像劇。主人公たちは高校の美術部で日々デッサンに励み、美大受験を見据えながらも、才能の差や進路の迷いに揺れ動く。タイトルのモディリアーニは、かつて評価されず貧困のうちに死んだ画家。彼らは何に祈るように「お願い」するのか……。

相川郁恵が2005年に『ビッグコミック増刊』で連載を開始した本作は、第1回ビッグコミック賞大賞を受賞し、青年誌では珍しいアートものとして異彩を放った。美大受験という狭い世界を描きながらも、ユーモアと苦さが同居する会話劇が作品を支えている。技術論に偏らず、描くことの喜びと無力感、友情の機微を丁寧に掬い上げる筆致は、美術に縁のない読者にも「表現すること」の普遍性を伝える。英語版・フランス語版も刊行され、海を越えて共感を呼んだのは、才能と情熱のはざまで揺れる若者の姿が、どの文化圏にも通じるものだったからだろう。

2012年には実写映画化もされた。既刊5巻、青春の輪郭を静かに、しかし確かに刻む一作です。

まだ読んでいないあなたへ

第1回ビッグコミック賞大賞受賞、実写映画化。

この一文で終わらせるには、あまりにもったいない作品なんです。

美術部の高校生たちが主人公。でも、これは「青春×アート」という看板に収まらない物語なんですよ。絵を描くって、自分の内側と向き合うことでしょう。うまく描けないのは技術の問題じゃなくて、自分が何を見ているのか、何を感じているのかが分からないから。この作品、そういう「自分探し」の痛みと喜びを、美術という窓から覗かせてくれるんです。

タイトルの「モディリアーニにお願い」。このフレーズが持つ意味は、読み進めるほどに深く胸に刺さってきます。有名画家の名前を冠しながら、描かれているのは等身大の高校生たち。彼らの迷いや葛藤、友情のかたち。特別な才能がなくても、絵を描くことで見つけられる何かがある。そう信じさせてくれる物語です。

2005年から2009年にかけて「ビッグコミック増刊」で連載され、海外でも英語やフランス語に翻訳されているんですね。アートという普遍的なテーマが、国境を越えて読者の心を掴んでいる証拠でしょう。

既刊5巻。長すぎず、でも登場人物たちの成長をしっかり追える、ちょうどいい分量です。美術に興味がなくても大丈夫。この作品が教えてくれるのは、絵の描き方じゃなくて、自分の見つけ方なんですから。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『モディリアーニにお願い』は全何巻?

全5巻で完結済みです。