『メロポンだし!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
地球にやってきた異星人が、なぜか芸能界デビューを果たす。『モーニング』連載、東村アキコの初期作品である本作は、SF設定と日常のズレを利用したコメディだ。異星人の主人公は、地球の常識を知らないがゆえに予測不能な行動を取り、周囲を巻き込んでいく。芸能界という特殊な舞台が、異文化接触の滑稽さを際立たせる構造になっている。
東村アキコといえば『海月姫』や『東京タラレバ娘』で女性の生き方を描く作家として知られるが、2000年から2002年にかけて連載された本作は、そうした後年の作風とは異なる青年誌向けのコメディです。第5回手塚治虫文化賞短編賞を受賞しており、東村作品の中でも特異な位置を占める。SF設定を導入しつつ、スライス・オブ・ライフの手法で日常を切り取る手腕は、後の代表作に通じる観察眼の鋭さをすでに示している。
異星人コメディという枠組みの中で、芸能界というもうひとつの異世界を描き出した本作。既刊7巻、東村アキコのキャリアを辿るなら避けて通れない一作です。
まだ読んでいないあなたへ
東村アキコが『海月姫』や『東京タラレバ娘』で名を馳せる前、モーニング誌で描いた奇妙な日常があるんです。
地球にやってきた異星人が、よりによって芸能界に入り込んで、人間と一緒に暮らし始める。この設定だけ聞くと派手なSFコメディに思えるでしょう? でも実際に描かれるのは、異星人だろうが地球人だろうが変わらない、生活の細かなズレとか、誰かと暮らす面倒くささとか、そういう地に足ついた「日常のおかしみ」なんです。
東村アキコの観察眼は容赦がない。芸能界という虚飾の世界と、異星人という非日常の存在を使いながら、結局浮き彫りになるのは「人間ってこういう生き物だよね」という普遍的な滑稽さ。SF設定は舞台装置で、本質はあくまで人間ドラマなんですよ。
第5回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した本作は、既刊7巻。後の大ヒット作に通じる「共感できるダメさ」と「笑いながら刺さる観察」が、すでにこの初期作品で完成されています。
異星人が出てくるのに妙にリアル。芸能界が舞台なのに生活感がある。このバランス感覚、東村アキコにしか出せないんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『メロポンだし!』は全何巻?
全7巻で完結済みです。