ムカンノテイオー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

「ムカンノテイオー」という奇妙なタイトルの正体は、読み進めるうちに明かされる。舞台は地方都市、主人公は名前すら覚えられない青年。彼は社会の底辺で、誰からも期待されず、自分でも何者にもなれないと諦めている。そんな彼が、ある出来事をきっかけに、小さな一歩を踏み出していく……。

玉木一平のデビュー作にして代表作である本作は、2018年から「ヤングガンガン」で連載され、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した。既刊4巻という短さながら、2022年には映画化までされている点に、この作品の持つ力が現れているでしょう。何が優れているか。それは「成長」という言葉の軽薄さを徹底的に拒否した描写にあります。主人公は劇的に変わらない。だが、確実に何かが積み重なっていく。その地道さ、その不器用さが、妙にリアルで、読む者の胸を打つ。

派手な設定も、泣かせる演出もない。だからこそ、この物語は響く。地味な日常の中で、誰かが少しだけ前を向く姿を、あなたは目撃することになります。

まだ読んでいないあなたへ

全4巻で、文化庁メディア芸術祭新人賞を獲った漫画があるんです。

読み終わった後、誰かに話したくなるのに、なぜか言葉にできない。そんな読後感を残す作品なんですよ。玉木一平が描くのは、派手な展開も劇的な事件もない、でも確かに「何か」が動いていく人間の姿です。ページをめくるたびに、登場人物たちの呼吸が聞こえてくるような、そういう静かな熱を持った物語なんです。

タイトルの意味も、読み進めるうちに少しずつ輪郭が見えてくる。最初は何のことかわからないのに、ある瞬間すとんと腑に落ちる感覚があって、そこからもう一度最初のページに戻りたくなるんですよ。

青年誌掲載作品らしく、社会の中で生きる人間のリアルな手触りがある。綺麗事じゃない、でも卑屈でもない。ただ真っ直ぐに、不器用に、それぞれの生き方を探していく人たちの物語です。セリフ回しも静かで、その分一言一言の重みが違うんです。

2022年に映画化もされているんですが、まずは漫画で読んでほしい。4巻という長さが、この作品には完璧に合っているんです。一気に読めるのに、読後はずっと余韻が残る。そういう作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ムカンノテイオー』は全何巻?

全4巻で完結済みです。