『ミル』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
猫のミルは、ある日突然、猫耳の少女の姿に変身してしまう。人間の姿を得たミルと、彼女を取り巻く人々との奇妙な日常が始まる。猫と人間、その境界線で揺れ動く関係性は、どこへ向かうのか……。
田原和憲は『猫の王国』など猫をモチーフにした作品で独自の世界を築いてきた作家だ。本作でも猫という存在を通して、人間と非人間、内面と外見といったテーマを軽やかに、しかし確かな筆致で描き出している。『月刊!スピリッツ』での連載作品らしく、青年誌の読者層に向けた落ち着いたトーンでありながら、ファンタジー要素を自然に溶け込ませる手腕は見事です。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したことからも、その評価の高さがうかがえる。日常と非日常の境目で生まれるユーモアと情感は、猫好きならずとも心を捉えるだろう。英語版も出版され、海外の読者にも届いている。
既刊6巻。2025年にはアニメ化も控えており、今こそ手に取るべき一作です。
まだ読んでいないあなたへ
猫が人間になったら、何歳の見た目になると思いますか?
『ミル』は、そんな問いから始まる物語なんです。猫のミルは、ある日突然人間の姿に変身する力を手に入れます。ただし、その姿は「10歳くらいの少女」。でも中身は、何年も生きてきた猫のまま。人間の言葉を話し、二本足で歩いても、猫としての記憶と感覚は消えないんです。
飼い主との関係が、一瞬で変わってしまう瞬間があるんですよ。今まで「ただ可愛がられるだけ」だった猫が、言葉を交わし、表情を読み取れる存在になったとき、二人の間に生まれる戸惑いと、それでも変わらない絆。そこに胸を締め付けられるんです。
田原和憲が描くのは、ファンタジーの設定を借りた、真っ直ぐな人間ドラマです。猫耳が生えていても、ミルの困惑も喜びも、全部本物として伝わってくる。コメディの軽やかさの中に、「大切な誰かと本当に分かり合うってどういうことだろう」という問いが、静かに横たわっているんです。
第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作。既刊6巻。猫を飼ったことがある人なら、きっと泣きます。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ミル』は全何巻?
全6巻で完結済みです。