マダム・プティ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

大正時代の日本。フランスから来た若き未亡人マリーは、異国の地で新たな人生を歩み始める。愛する夫を失った彼女が辿る旅路には、予期せぬ出会いと別れ、そして秘められた謎が待ち受けている。西洋と東洋が交差する時代の狭間で、彼女は何を見つけるのか……。

高尾滋は『エンジェル・ハート』でも歴史を舞台にした物語を紡いできた作家だが、本作は別冊花とゆめ連載時から第36回少女漫画大賞第1位を獲得するなど、その手腕が際立った作品である。大正という、欧化と伝統が混在する時代を背景に選んだことで、登場人物たちの内面の揺らぎが時代の空気と共鳴する。ミステリーとロマンスを織り交ぜながらも、決して軽薄にならないのは、作者が歴史の重みをしっかりと描写しているからだ。フランス、イタリア、スペインへと翻訳され、特にフランスで高評価を得たのは、異文化への眼差しと人間描写の普遍性が認められた証拠でしょう。1993年には実写映画化もされました。

既刊11巻。歴史とロマンスが好きなら、この作品は外せません。

まだ読んでいないあなたへ

1990年代、少女漫画誌で第36回少女漫画大賞第1位を獲った作品があるんです。

全11巻。舞台は大正時代のフランス。

若き未亡人が主人公なんですよ。愛する人を失った痛みを抱えながら、異国の地で生きていく女性の物語です。この設定だけで、普通の恋愛ものとは一線を画していることが分かります。大正という時代、フランスという場所、未亡人という立場——どれをとっても、「少女漫画の王道」からは外れています。でもだからこそ、この作品には他では味わえない深みがあるんです。

高尾滋が描くのは、甘いだけの恋じゃありません。喪失と再生。過去と向き合いながら、それでも前を向いて歩こうとする人間の強さです。歴史的背景をしっかり織り込みながら、一人の女性の心の軌跡を丁寧に追いかけていきます。

この作品、フランスで特に高く評価されているんですよ。フランス人が読んで納得する描写を、日本人作家が描き切った。それだけでもこの作品の解像度の高さが伝わるはずです。

1993年には映画化もされました。30年以上前の作品ですが、今読んでも古びていない。人の心の本質を描いているからです。別冊花とゆめで連載されていた頃、多くの読者がページをめくる手を止められなかったその理由を、あなた自身で確かめてみてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『マダム・プティ』は全何巻?

全11巻で完結済みです。