ボールアンドチェイン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

ある日突然、夫が「妻」になることを望んだら——。南Q太が描くのは、性役割の境界線が揺らぐ夫婦の物語だ。パートナーの告白を受けた妻は、戸惑い、葛藤しながらも、二人の関係を問い直していく。何が「普通」で、何が「自分たち」なのか。

南Q太といえば『ぼくの友だち』や『アオハライド』で少女漫画のフィールドを広げてきた作家だが、本作では性別や社会的役割という、さらに踏み込んだテーマに挑んでいる。この作品が優れているのは、センセーショナルな設定を振りかざさない点だ。日常の会話、些細な仕草、ふとした視線——そうした積み重ねの中で、夫婦が互いを「知り直す」過程が丁寧に描かれる。『このマンガがすごい!2025』オンナ編第3位、『CREA夜ふかしマンガ大賞2024』第4位という評価は、この誠実さが多くの読者に届いた証だろう。掲載誌「Shuro」という場で、南Q太は新たな表現の地平を切り開いている。

既刊4巻、まだ物語は続いている。答えの出ない問いを、二人はどう生きるのか。その先を見届けてほしい。

まだ読んでいないあなたへ

『このマンガがすごい!2025』オンナ編で第3位。

この順位が何を意味するか、わかりますか。全国の書店員や漫画好きが、今年最も人に薦めたい作品として選んだってことなんです。それだけ、読んだ人の心に何かが残る。何かが引っかかって、誰かに話したくなる。そういう漫画なんですよ。

南Q太さんが描くのは、誰もが心の奥で感じているけど言葉にできずにいたこと。自分って何だろう、こうあるべきって誰が決めたんだろう、この違和感は私だけなのかな——そんな問いに、真正面から向き合っている作品です。派手な展開があるわけじゃない。でも、ページをめくるたびに「あ、これ私のことかも」って胸がざわつく瞬間がある。それが積み重なって、気づいたら最後のページで息が止まってるんです。

「アオハライド」で青春の煌めきと痛みを描いた著者が、今度は性別や役割といった、もっと根源的なテーマに踏み込んでいます。軽くは扱えないテーマなのに、押しつけがましさは一切ない。ただ静かに、丁寧に、一人ひとりの人生を描いているんです。

既刊4巻、連載中。まだ追いつける巻数です。今読み始めれば、この先の展開をリアルタイムで追える幸運を手にできます。読んだあと、誰かとこの作品について語り合いたくなるはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ボールアンドチェイン』は全何巻?

現在4巻まで刊行中です。