ボーイズ・ラン・ザ・ライオット』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

地方都市の高校に通う主人公は、生まれ持った身体と自身の認識のずれに苦しんでいる。服を着ることが苦痛で、鏡を見ることが怖い。だが、服飾に関心を持つ同級生との出会いをきっかけに、「服」という表現手段に向き合い始める。自分らしくいるための一歩を、ファッションを通じて踏み出していく物語——。

GAKU Keitoは、性別違和やLGBTQ+をテーマにした作品を手がけてきた作家です。本作は2020年から「ヤングマガイン」で連載され、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞しました。トランスジェンダー当事者の内面を描く作品は日本の青年誌では少なく、本作はその空白を埋める試みとして評価されています。丁寧な心理描写と、服というモチーフを通じた自己表現の模索が、静かな説得力を持つ。海外ではアメリカやヨーロッパでも注目を集め、トランスジェンダーの視点を描いた作品として受容されています。

既刊4巻。性別やアイデンティティに真摯に向き合う一作です。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭新人賞。

この賞が選んだ作品です。

高校生の主人公が抱えているのは、体と心の性が一致しない違和感。誰にも言えない、でも消せない、その感覚を抱えたまま毎日を過ごすってどういうことか。この漫画は、その「言葉にならない日常」を丁寧に、徹底的に描き出すんです。朝起きて制服を着る瞬間の息苦しさ。友達と笑い合っている時にふと訪れる孤独。そういう、見過ごされがちな瞬間の重みが、ページをめくるたびに伝わってきます。

そして、ファッション。服を作る、服を着る、そのことが単なる趣味じゃなく、「自分らしさ」を掴むための必死の手段になっていく過程が胸を打つんです。布を選び、針を動かし、形にしていく行為そのものが、主人公の生きる意味と繋がっている。だから、服作りの描写には一切の甘さがありません。

作者GAKU Keitoが描くのは、「理解されること」を目指す物語じゃないんです。むしろ、理解されなくても、言葉が足りなくても、それでも前に進もうとする人間の姿なんですよ。綺麗事じゃない。簡単な答えもない。でも、それでも踏み出す一歩の尊さが、この4巻の中にぎっしり詰まっています。

「性別」について考えたことがない人にこそ読んでほしい。あなたが当たり前だと思っている日常が、誰かにとっては息を潜めて耐える時間かもしれない。その事実を知るだけで、世界の見え方が変わります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ボーイズ・ラン・ザ・ライオット』は全何巻?

全4巻で完結済みです。