『ボンクラボンボンハウス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
主人公は、祖父から受け継いだボロ家を前に途方に暮れている。築年数は相当なもので、とても今すぐ住めるような状態ではない。だが彼女は決心する。自らの手でこの家を蘇らせようと。工具を握り、壁を塗り直し、床板を張り替える日々が始まる。慣れない作業に四苦八苦しながらも、少しずつ家は形を取り戻していく。そして、この奮闘の中で彼女自身の人生も、思わぬ方向へと動き出していく……。
ねむようこは『午前3時の無法地帯』や『三代目薬屋久兵衛』で、女性の内面を丹念に掘り下げてきた作家だ。本作でもその手腕は健在で、DIYという具体的な作業を通じて、主人公の心の変化を描き出している。家を直すことが、自分自身を立て直すことと重なっていく過程は、説教臭さとは無縁の自然さで進行する。フィールヤングという誌面にふさわしく、恋愛要素も絡みつつ、それが物語の主軸にはならない絶妙なバランスが心地よいです。ボロ家再生という題材を選びながら、最終的には人間の再生を静かに、しかし確実に描ききった作品といえるでしょう。
既刊4巻。古い家と向き合うことで、自分の人生とも向き合い直す物語です。
まだ読んでいないあなたへ
ボロ家を買って、自分で直す。
それだけの話なのに、こんなに胸が熱くなるなんて。
主人公が手に入れたのは、誰も見向きもしない築古の一軒家。壁は剥がれ、床は軋み、住めるレベルじゃない。でも彼女は諦めない。YouTubeで調べて、ホームセンターで材料を買って、自分の手で少しずつ直していくんです。初めて壁を塗った日の達成感、初めて棚を作れた時の誇らしさ。その一つ一つが、読んでいるこっちの心まで満たしていく。
ねむようこが描くのは、DIYの技術書じゃない。人が何かを作り上げる時の、あの言葉にならない感情です。失敗して泣きたくなる夜も、予想外にうまくいって思わず笑顔になる瞬間も、全部そのまま閉じ込めてある。手を動かすことで、心が少しずつ前を向いていく過程が、嘘みたいにリアルなんですよ。
そして、家を直すうちに見えてくる人間関係の変化。家族との距離、恋愛の予感、自分自身との向き合い方。全てが有機的に繋がって、静かに、でも確実に人生が動き出す。
既刊4巻。完璧じゃない人生を、自分の手で少しずつ「住める場所」に変えていく物語です。読み終わる頃には、あなたも何か作りたくなっている。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ボンクラボンボンハウス』は全何巻?
全4巻で完結済みです。