ボスとヤス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

ヤクザの世界に生きる男たちが、ある日突然"性別"という絶対的な境界線を越えてしまったら——。ヤングキングブル連載の『ボスとヤス』は、極道組織の頂点に立つボスと、その忠実な部下ヤスの関係性が、不可解な超常現象によって根底から揺さぶられる物語である。暴力と義理人情が支配する男社会で生き抜いてきた二人が、予期せぬ"性転換"という事態に直面する。それは単なる肉体の変化ではない。互いに抱いてきた忠誠、信頼、そして言葉にならなかった感情のすべてが、新たな形で問い直されることになる……。

サイノスケは青年漫画の領域で独自の作風を確立してきた作家です。本作もその系譜に連なる一作で、アクションとコメディ、エロティシズムを織り交ぜながら、「男同士の絆」という古典的なヤクザ漫画の主題を大胆に組み替えています。性転換というモチーフは奇抜に見えて、実のところ極めて論理的な装置です。肉体が変わることで、これまで"当然"とされてきた関係性の前提がすべて無効化される。忠義と友情の境界、上下関係と対等性、そして抑圧されてきた感情——それらが一気に表層化し、二人は改めて自分たちの関係を定義し直さなければならなくなるのです。奮闘と混乱のなかで浮かび上がるのは、意外にも普遍的な人間ドラマです。

既刊4巻、物語はまだ動き続けています。極道とエロスと超常現象——この異色の組み合わせが生む化学反応を、ぜひその目で確かめてください。

まだ読んでいないあなたへ

ヤクザの若頭が美少女になった。

これ、ギャグじゃないんです。ボスとして組を率いてきた男が、ある日突然女の体に変わってしまう。そばにいるのは、長年仕えてきた舎弟のヤス。この二人の関係が、一瞬でぐちゃぐちゃになるんですよ。

命令する側とされる側。守る者と守られる者。男同士だったから成立していたバランスが、一気に崩れる。ボスは変わらずボスでありたいのに、体が女になったことで、周囲の目が変わる。ヤスの視線が変わる。自分自身の感覚さえ変わっていく。この混乱、この戸惑い、この「どうしようもなさ」が、笑いと切なさの両方で迫ってくるんです。

性転換というモチーフを使いながら、これはアイデンティティの物語なんですよね。外見が変わっても「俺は俺だ」と言い切れるのか。相手への忠誠は、相手の姿が変わっても貫けるのか。そういう問いが、コメディのテンポの中に確実に埋め込まれている。

既刊4巻、ヤングキングブル連載中。笑える、エロい、でもどこか切ない。この奇妙なバランスが癖になる作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ボスとヤス』は全何巻?

現在4巻まで刊行中です。