ボクラノキセキ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

現代の高校生たちが、ある日突然、前世の記憶に目覚める。それは遠い異世界の王国で生きた、騎士や貴族としての人生だった。主人公の少年もまた断片的な記憶を抱え、同じように前世を持つクラスメイトたちと出会う。だが記憶が蘇るにつれ、前世での関係性——忠誠、友情、そして裏切り——が現代に影を落とし始める。前世で何があったのか。自分は誰だったのか。

久米田夏緒は『かりあげクン』で知られる作者だが、本作はまったく異なる作風に挑んだ意欲作です。ゼロサムウィードという少女漫画誌の枠組みを活かしながら、転生ものでありながら単なる異世界冒険譚ではなく、前世の記憶が現代を侵食していくミステリー的な構造を持っている点が特徴的でしょう。記憶が断片的に蘇るため、読者も登場人物と同じように謎を追う立場に置かれる。誰が前世で何をしたのか、なぜ裏切りが起きたのか——答えは少しずつ明かされ、既刊24巻を重ねてなお続く物語の奥行きがあります。LINEマンガでの全話無料配信も話題になりました。

前世と現世が交錯する、長編ミステリーとしての読み応えを求める方におすすめです。

まだ読んでいないあなたへ

既刊24巻。

前世の記憶を持つ高校生たちが、500年前の王国で何をしたのか——その答えを知るたび、息が詰まるんです。

ある日突然、自分が中世の王国に生きていた記憶が蘇る。しかもそれは一人だけじゃない。同じクラスの何人かが、あの時代の「誰か」だった。王女、騎士、側近……。でも全員が全員、自分が誰だったのか最初からわかるわけじゃないんです。記憶の断片を少しずつ繋ぎ合わせるうち、見えてくるのは華やかな宮廷生活なんかじゃない。裏切りと、秘密と、誰かを守るために誰かを犠牲にした、取り返しのつかない過去です。

今この瞬間仲良くしている相手が、実は前世で自分を殺した人間かもしれない。自分が愛していた人を、別の誰かも愛していたかもしれない。記憶が戻れば戻るほど、現在の人間関係が歪んでいく。なのに、記憶を取り戻さずにはいられない。前世で果たせなかった約束があるから。守れなかった誰かがいるから。

この作品、ミステリーとしての謎解きが本当に巧妙なんです。誰の記憶も不完全で、視点によって同じ出来事の意味が全く変わる。Aさんにとっての正義が、Bさんにとっては許せない裏切りだったりする。読み進めるたび「ああ、そういうことだったのか」と膝を打つ瞬間が何度も訪れます。

そして何より、前世と現世、二つの時間軸で揺れ動く少年少女たちの感情が、胸に刺さって抜けないんです。500年前のあの日、本当は何が起きたのか。誰が何を選び、誰が何を諦めたのか。その真実を知った時、彼らは——そして読んでいるあなたは——どんな涙を流すんでしょうね。

ゼロサムウィードで連載中。1巻から、もう引き返せなくなりますよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ボクラノキセキ』は全何巻?

現在24巻まで刊行中です。