ホーキーベカコン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

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この作品について

電撃G's Comicで連載された本作は、谷崎潤一郎の原作を佐桜綾人が漫画化した作品である。既刊3巻。第1回電撃コミック大賞を受賞し、愛情と献身、人間関係の機微を軸に据えた歴史恋愛作品として誌面を飾った。谷崎文学特有の耽美的な空気感をどのように画面に定着させるか……。

佐桜綾人は、本作の後に『春琴抄』の漫画化も手掛けている。谷崎作品を二度にわたって漫画に移す作家は稀有で、その事実自体が彼の適性を物語っています。谷崎潤一郎は『春琴抄』『細雪』『痴人の愛』といった20世紀日本文学の代表作を残した巨人ですが、その美意識と心理描写を視覚化するには、相当の力量が求められる。佐桜はその挑戦を成功させ、大賞受賞という形で評価を得ました。文学作品の漫画化は、ともすれば説明的になるか、逆に雰囲気だけで中身が薄くなるリスクを孕んでいますが、本作は両者のバランスを保ちつつ、谷崎世界を漫画として成立させています。

原作の『春琴抄』が海外でも多言語展開されているように、谷崎文学は国境を越える普遍性を持ちます。その入り口として、本作の既刊3巻は十分に機能するでしょう。

まだ読んでいないあなたへ

第1回電撃コミック大賞受賞作が、谷崎潤一郎原作なんです。

あの『春琴抄』『痴人の愛』『細雪』を生んだ文豪と、電撃G'sコミック。この組み合わせに衝撃を受けない人はいないはずです。文学の巨人が描いた人間の情念を、佐桜綾人が漫画という形で再構築している。それがこの作品なんですよ。

谷崎文学の本質は、愛という名の狂気の美しさにあります。理性では測れない献身、常識では理解できない執着、そういった人間の内奥に潜む感情の濃密さを、彼ほど官能的に描いた作家はいません。それを青年誌という舞台で表現するとどうなるか。文芸作品の漫画化で実績を持つ佐桜綾人が挑んだんです。

全3巻という長さも絶妙です。谷崎作品の濃度を考えれば、むしろこれくらいの巻数だからこそ、あの緊張感が途切れずに保たれているのかもしれません。

文学と漫画の幸福な出会いがここにあります。谷崎潤一郎の名前に少しでも心が動いたなら、手に取ってほしい作品なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ホーキーベカコン』は全何巻?

全3巻で完結済みです。