ホタルの嫁入り』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

時代の波に翻弄される男女を描く、切なく儚い恋物語。舞台は激動の時代、身分の違いが運命を分かつ社会。主人公たちは愛を貫こうとするが、時代の重圧と身分の壁が立ちはだかる。そこに命の儚さが絡み合い、物語は一層の深みを増していく……。

橘おれこは『お嬢様と用心棒』でも歴史ものの手腕を見せた作家だが、本作ではさらに踏み込んだ人間ドラマを構築している。Manga Oneで連載開始後、第1回Manga One漫画大賞を受賞し、2022年には実写映画化も果たした。少女漫画の枠に収まらない重厚なテーマ性と、歴史的ディテールへのこだわりが評価されている。身分差という古典的なモチーフを、命の儚さという普遍的な切実さと結びつけた構成は見事だ。緻密な作画は時代の空気を丁寧に再現し、登場人物の感情の機微を繊細に表現する。海外での翻訳出版も進み、国境を越えて読者の心を掴んでいる。

既刊11巻、連載は現在も続いています。愛と運命の行方を見届けるなら、今が読み始め時です。

まだ読んでいないあなたへ

身分差って、こんなに重いんです。

戦前の日本。貧しい家に生まれたホタルは、借金のカタに名家へ嫁ぐことになります。でもそれは、普通の政略結婚じゃない。夫となる男性は病弱で余命わずか、ホタルの役目は「最期を看取ること」。つまり、愛されるためじゃなく、死に水を取るために買われたんです。

橘おれこが描くのは、綺麗事じゃ済まない時代の現実です。女性が自分の意志で生きられない世界。命の値段が家の格で決まる世界。そこでホタルは、自分を道具としてしか見ない環境の中で、それでも懸命に生きようとするんです。この健気さが、胸を締め付けます。

既刊11巻、連載中。映画化もされた本作は、第1回Manga One漫画大賞を受賞しています。歴史の重みと、そこに生きる人間の尊厳を丁寧に描いてきた橘おれこだからこそ、この物語は単なる悲恋で終わらないんです。

時代に翻弄される二人が、それでも見つけようとする希望。ページをめくる手が、震えます。

これは、命の儚さを知る物語であり、それでも生きる意味を問う物語なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ホタルの嫁入り』は全何巻?

現在11巻まで刊行中です。