ペリリュー ー楽園のゲルニカー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

太平洋戦争末期、ペリリュー島。この小さな島を巡る日米の激戦に、若き日本兵・田丸が放り込まれる。上陸してきた米軍の圧倒的な火力。次々と倒れていく戦友たち。だが田丸は、この地獄のような戦場で、ただ生き延びることだけを願っている……。

ヤングアニマル連載の本作は、2018年に第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。評価されたのは、戦場の残酷さをリアルに描きながらも、そこに生きる人間たちの日常を丁寧に掬い取る手つきです。激戦の合間、芋を焼く兵士たち。水筒の水を分け合う場面。死と隣り合わせの極限状況でも、人は飯を食い、笑い、仲間を思う。武田一義が描くのは、英雄譚ではない。戦争という大きな構造に巻き込まれた、名もなき若者たちの生と死だ。既刊4巻という短さでありながら、VIZ Mediaによって英語版が出版され、海外読者にも届いている理由がそこにある。

戦場の物語は数多くあれど、ここまで「普通の人間」として兵士を描いた作品は稀です。ぜひ手に取ってください。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。

この賞が何を意味するか、全4巻を読めば嫌というほど分かるんです。ペリリューという南海の小さな島で、73日間続いた戦闘。そこに送られた若い兵士たちの日常を、武田一義は一切の美化なしに描き切っています。

驚くのは、戦場なのに「生活」があることなんですよ。飯を食い、冗談を言い、故郷の話をする。その瞬間だけは彼らも僕らと変わらない若者で、次のページで銃声が響く。この落差が胸を抉るんです。仲間と笑い合った数時間後に、もうその声が聞けなくなる現実を、この作品は容赦なく突きつけてきます。

戦争漫画はたくさんあります。でも、ここまで「個人」を丁寧に描いた作品はそうない。名前があって、癖があって、夢があった一人ひとりが、歴史の教科書では「戦死者数」という数字に変わってしまう。その残酷さを、静かに、しかし確実に刻み込んでくる作品なんです。

全4巻。短いからこそ、逃げずに向き合ってほしい。この島で何が起きたのか、そこにいた彼らが何を思ったのか。読後、きっとあなたも誰かにこの作品を薦めたくなります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』は全何巻?

全4巻で完結済みです。