『ペリリュー 楽園のゲルニカ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
太平洋戦争末期、若き日本兵・田丸はペリリュー島へと送られる。南洋の美しい島は、やがて米軍との凄絶な地上戦の舞台となる。圧倒的な物量差、容赦ない砲撃、逃げ場のない密林。兵士たちは極限状態で何を思い、何を守ろうとしたのか……。
武田一義が描くのは、英雄譚でも反戦プロパガンダでもない。戦場という異常な日常を生きた一人ひとりの、あまりにも生々しい姿だ。ヤングアニマル連載時から注目を集め、2018年には日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。既刊4巻ながらシリーズ累計110万部を突破し、2025年にはアニメ化と実写映画化が同時に実現する異例の評価を得ている。戦争漫画の系譜において、本作が特異なのは徹底した個の視点です。大局を語らず、一兵士の目線で戦場の断片を積み重ねる。饒舌な説明を排し、静謐なコマ割りで描かれる光景は、まさに副題の「ゲルニカ」が示す通り、戦争という暴力の本質を抉り出す。
史実に基づきながら、そこに生きた人間の息遣いを刻む。忘却されゆく記憶を、次の世代へ手渡すために。
まだ読んでいないあなたへ
日本漫画家協会賞優秀賞受賞。
そしてアニメ化と実写映画化。
なぜこの作品がそこまで評価されるのか。理由は単純なんです。戦争を描いた漫画は数あれど、「ペリリュー 楽園のゲルニカ」は私たちが知らなかった"何か"を見せてくれるから。
舞台は太平洋戦争末期、南洋の孤島ペリリュー。教科書に載らない激戦地です。主人公は「生きて帰る」と決めた若い兵士。でもこの作品、英雄譚じゃないんですよ。泥にまみれ、飢え、震え、笑い、仲間と言葉を交わす。そういう一瞬一瞬を、まるで傍にいるかのように描き出すんです。
「戦争の現実」という言葉がありますよね。でも現実って何でしょう。砲弾の音だけじゃない。仲間が分けてくれた一口の水。ふと見上げた空の青さ。そこにあったはずの日常が、次の瞬間には奪われる理不尽。武田一義は、その全てを丁寧に、祈るように描いています。
既刊4巻という長さも絶妙です。一気に読めて、でも読み終えたあと、しばらく何も言葉が出てこない。そんな体験をさせてくれる作品なんです。
これは戦争漫画である前に、人間を描いた物語なんですよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ペリリュー 楽園のゲルニカ』は全何巻?
全4巻で完結済みです。