プラネテス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

2070年代の宇宙空間。地球の軌道上を漂う無数のデブリ——宇宙ゴミを回収する、華やかとは言い難い仕事に従事する男たちがいる。主人公のハチマキは、いつか自分の宇宙船を持つという夢を胸に、今日も回収船で地道な作業を続けている。宇宙飛行士という響きに憧れを抱く者は多いが、その現実は果たして……。

幸村誠がモーニング誌上で1999年から2004年にかけて描いた本作は、『ヨコハマ買い出し紀行』で見せた静謐な空気感とは一線を画す、骨太な人間ドラマだ。宇宙を舞台にしながら、描かれるのはあくまで「働く人間」の姿である。緻密な宇宙描写と職業人としてのリアリティ、そして登場人物たちが抱える夢や葛藤が、SF設定を借りた青年ドラマとして結実している。第33回星雲賞を受賞し、サンライズ制作によるアニメ版も国内外で高い評価を得た。SFというジャンルで「未来の日常」を描き切った点において、本作は稀有な達成を成し遂げています。

宇宙の果てに夢を見る前に、まず足元のゴミを拾う。その覚悟があるなら、ぜひ手に取ってください。既刊4巻です。

まだ読んでいないあなたへ

宇宙のゴミを拾う、それが彼の仕事なんです。

2070年代の宇宙空間。人類が月面に暮らし、火星への有人飛行が現実になった時代に、主人公のハチマキが所属するのはデブリ課――宇宙に漂う「ゴミ」を回収する部署。華やかな宇宙開発の裏側で、誰も見向きもしない作業を淡々とこなす日々。けれど彼には夢があるんです。いつか自分の宇宙船を持って、果てしない宇宙を旅すること。

ここで描かれるのは「宇宙飛行士の格好良さ」じゃないんですよ。無重力空間で体調を崩し、狭い船内で同僚とぶつかり、給料に不満を漏らす。そんな生身の人間たちが、それでも宇宙で働く理由。夢を追いかける者の孤独と、それを支える者の優しさと、どちらを選んでも何かを失う苦しさが、容赦なく突きつけられるんです。

幸村誠が描く未来は、どこまでもリアルで、どこまでも切実なんです。技術は進歩しても、人間の心は変わらない。愛する人との関係、譲れない信念、手の届かない夢――2070年代の宇宙で彼らが抱える痛みは、いま地上で生きる私たちの痛みとまったく同じ形をしている。

既刊4巻。星雲賞受賞。この作品を読んだ後、あなたは夜空を見上げる目が変わります。あの闇の中に、誰かの仕事があって、誰かの夢があって、誰かの人生があるんだって。そう思えるようになるんです。

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よくある質問

『プラネテス』は全何巻?

全4巻で完結済みです。