『ブレス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
双子の兄弟という、逃れようのない血の絆。そこに生まれる歪んだ感情は、嫉妬か、執着か、それとも愛なのか。越智千文が描く本作は、兄弟という関係性の暗部に切り込んだ作品だ。眼鏡をかけた男が主人公として登場し、脅迫や暴力といった過激な要素も絡む。社会性を欠いた人物が織りなす人間関係の綾は、一筋縄ではいかない。
越智千文は多くのBL作品を手がけてきた作家である。本作は2000年から2001年にかけて発表され、既刊5巻という分量ながら、国内外で評価を得てきた。英語をはじめ多言語で翻訳・出版されているという事実が、作品の持つ普遍性を物語る。BLというジャンルの枠を超え、人間の心理の奥底に潜む葛藤を描き出すことに成功しているからこそ、言語の壁を越えて読み継がれているのだろう。陰謀渦巻く展開と、双子ならではの複雑な感情のぶつかり合いは、読む者の心を揺さぶります。
禁忌と感情が交錯する、危うい物語です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊5巻。
2000年から2001年にかけて描かれたこの作品を、20年以上経った今も海外の読者が探し続けているんです。
双子、という設定が単なる舞台装置ではなく、人間の業そのものとして機能している。兄弟というかけがえのない絆が、そのまま人を壊していく凶器にもなる。愛情と執着の境界線が溶けていく様を、OCHI Chifumiは一切の救済を用意せずに描き切るんです。
眼鏡をかけた主人公は、社会に背を向けている。理由は物語の中で明かされていくんですが、この人物造形が恐ろしいのは、読んでいる私たちが次第に「理解できてしまう」ことなんですよ。嫉妬が、脅迫が、暴力が、愛という名のもとに正当化されていく過程を目撃することになります。
この作品、綺麗事では語れません。登場人物たちは誰一人として健全な関係を築けない。でもそこに、人間の本質が剥き出しになっているんです。兄弟という逃れられない関係性の中で、どこまで人は堕ちていけるのか。読後、あなたは「愛」という言葉の意味をもう一度考え直すことになります。
多言語翻訳されているのには理由がある。国や文化を超えて、この歪んだ愛の形が人の心を掴んで離さないからなんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ブレス』は全何巻?
全5巻で完結済みです。