『ブルーピリオド』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
成績優秀でクラスの中心にいる高校生・矢口八虎は、充実しているはずの日常に漠然とした空虚感を抱えていた。ある日、美術室で一枚の絵と出会い、その衝撃が彼の人生を変える。絵を描くこと、表現することに目覚めた八虎は、美大受験という険しい道へ進み始める。不器用に、必死に、自分の「好き」と向き合う日々が始まった——。
山口つばさが『アフタヌーン』で連載する本作は、2017年の開始以来、第12回マンガ大賞、第43回講談社漫画賞を立て続けに受賞し、2021年にはアニメ化も果たした。美大受験という題材は一見地味に思えるかもしれない。だが、この作品が描くのは、技術の習得だけではない。「何を描くか」「なぜ描くのか」という問いに苦悶し、他者の才能に打ちのめされ、それでも筆を握り続ける人間の姿だ。試験課題に向き合う八虎の葛藤は、単なる受験ドラマを超え、自己と表現の本質を問いかける。登場人物たちの多様性——性的マイノリティを含む——も、この物語に深みを与えている。アートという領域で「自分」を探す過程が、ここまで普遍的な共感を呼ぶとは。
既刊18巻。美大を目指す者だけでなく、何かに夢中になる全ての人へ。この作品は、あなたの「好き」を問い直します。
まだ読んでいないあなたへ
マンガ大賞と講談社漫画賞、二冠。
「絵なんて趣味でやればいいじゃん」って、よく言われるんです。でも主人公の矢口八虎は、そう言われても美大を目指すことを選んだ。成績優秀で友達もいて、充実してるはずの高校生活。なのに彼は、初めて絵を描いた夜、自分の中の何かが音を立てて動き出すのを感じてしまったんですよ。
この漫画が描くのは、才能があるかないかわからない状態で、それでも「これしかない」と思える何かに出会ってしまった人間の話なんです。美大受験という、正解のない問いに向き合い続ける日々。何を描けば自分の絵になるのか。技術は学べても、表現したいものが見つからない苦しさ。周りには幼い頃から絵を描き続けてきた人間ばかりで、自分の立ち位置すらわからなくなる。
でも八虎は、もがき続けるんです。下手でも、迷っても、立ち止まっても。絵を描くことでしか埋められない何かがあるから。
既刊18巻、連載中。読み終わったとき、あなたも何か始めたくなる。そういう熱を持った作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ブルーピリオド』は全何巻?
現在18巻まで刊行中です。