『ブランクスペース』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
記憶を失った主人公が目を覚ますと、そこは見知らぬ学園だった。周囲の生徒たちは彼を知っているようだが、彼には何一つ思い出せない。失われた時間の中に何があったのか。友人たちとの関係、隠された秘密、そして自分自身の正体——空白を埋めるように、少しずつ明かされていく真実とは……。
熊倉コンは「独特の世界観と深いテーマ性」で評価される作家だが、本作はその真骨頂と言える。記憶喪失という設定自体は珍しくない。しかし本作が優れているのは、単なる謎解きに終わらせず、失われた記憶と向き合う過程で浮かび上がる人間関係の機微を丁寧に描き切っている点です。コメディの皮を被りながら、じわじわと心理劇の色を濃くしていく構成は見事としか言いようがない。掲載誌「Flat Heros」での連載を経て完結した全3巻は、第1回マンガ大賞受賞、アニメ化、実写映画化という快進撃を成し遂げ、海外の漫画フェスティバルでも高く評価された。英語やフランス語など多言語に翻訳されている事実が、そのテーマの普遍性を物語っている。
記憶という、誰もが持ちながら決して完全ではないものを通じて描かれる青春。既刊3巻、一気読み推奨です。
まだ読んでいないあなたへ
マンガ大賞受賞。
アニメ化、映画化、多言語翻訳。
これだけ実績があるのに、あなたがまだ読んでいないなら、それは単純に「出会っていなかっただけ」なんです。『ブランクスペース』既刊3巻は、学園を舞台にしながら、読後に妙な静けさが残る作品なんですよ。
コメディでありながら心理劇。日常でありながら何かが欠けている。この「何か」の正体を探るように読み進めていくと、気づけば自分の記憶の隙間まで覗き込んでいる感覚に襲われます。笑っていたはずなのに、ふとした瞬間に胸がざわつくんです。
熊倉コンが描くのは、派手な事件ではなく、誰もが持っている「あれ、何だったっけ」という感覚の不穏さ。友情や秘密、成長といったテーマを、独特の世界観でじわじわと浮かび上がらせていきます。読み終わった後、何気なく過ごしている日常がいつもと違って見えてくる、そんな体験ができる作品なんです。
海外の漫画フェスティバルで評価されたのも納得で、言葉を超えて「感じさせる」力がある。3巻という手に取りやすい巻数で、この世界観に浸れるのは贅沢です。
一度読んだら、あなたの本棚に確実に「空白」を残す漫画。それが『ブランクスペース』なんですよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ブランクスペース』は全何巻?
全3巻で完結済みです。