フルドラム』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

ヤングジャンプ漫画大賞第45回を受賞した箱石徹の本作は、ドラムという題材を通して青春群像を描く作品だ。主人公は高校でドラムに出会い、音を鳴らす喜びと仲間との絆を知っていく。リズムに身を委ね、スティックを握る手に力がこもる。その先に何が待っているのか……。

週刊ヤングジャンプ誌上で約1年という短い期間ながら、作者はこの作品でスポーツ漫画の枠組みを音楽に応用する手腕を見せた。ドラムという楽器は他の追随を許さない存在感を持ちながら、単独では完結しない。バンドという集団の中で自分の音を探す過程が、青年誌らしい等身大の感情で描かれています。技術論に偏らず、人間関係の機微を丁寧に拾い上げる構成は、努力と友情というテーマを陳腐にせず、むしろ生々しい実感として読者に届ける。

既刊5巻という長さは、物語を凝縮させる効果をもたらしています。無駄な引き延ばしがない分、一冊一冊の密度が高い。青春を駆け抜ける熱量を、ぜひその手で感じてください。

まだ読んでいないあなたへ

たった1年で完結。

既刊5巻。

この短さが、むしろこの作品の潔さを物語っているんです。箱石徹が描いたのは、スポーツ漫画の皮を被った、青春の「痛み」そのものでした。

舞台は学園、題材はスポーツ。よくある設定に見えるでしょう? でも読み進めると分かるんです。これは努力すれば報われる物語じゃない。友情が全てを解決する話でもない。むしろ、努力しても届かない場所があることを、友情だけでは埋まらない溝があることを、容赦なく突きつけてくる。

それでも登場人物たちは前を向くんです。カッコつけずに、泥臭く、時に情けなく。その姿が妙にリアルで、胸に刺さる。コメディ要素もあるのに、笑った後に残るのは、何とも言えない切なさだったりするんですよ。

恋愛も絡みます。でもこれ、甘酸っぱいだけの学園ロマンスじゃない。好きな人の前で格好つけたい、認められたい、その想いが空回りして、痛々しいほど人間臭い。

5巻で畳まれたこの物語、実は2018年のヤングジャンプ漫画大賞を受賞してるんです。審査員も読者も、この「刺さる青春」から目を逸らせなかったんでしょう。

一気読みできる巻数です。週末の数時間で、あなたの心に小さな傷と、大きな余韻を残してくれますよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『フルドラム』は全何巻?

全5巻で完結済みです。