『フランケン・ふらん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
斑木ふらんは、天才外科医にして完全無欠の美少女だ。ただし頭部に縫合痕があり、彼女自身が「フランケンシュタイン」の技術で蘇生された存在である。「生命」に対する倫理観は持ち合わせず、依頼されれば死者の蘇生から美容整形、人体改造まで何でも引き受ける。彼女の手術は必ず成功するが、その結果が依頼人の望んだ形になるとは限らない。むしろ、望みが叶った先に待つ残酷な現実こそが、この物語の核心なのだ……。
木々津克久が『チャンピオンRED』で連載した本作は、医療ホラーというジャンルに新たな地平を切り拓いた。いや、地平という表現は不適切か。むしろ深淵を掘り進めたと言うべきだろう。エピソード形式の各話は、依頼人の「願い」から始まり、ふらんの「完璧な手術」を経て、予想外の「結末」へと至る。そのプロセスで炙り出されるのは、人間の欲望の醜悪さであり、美醜や生死に対する偽善的な価値観だ。ブラックユーモアと呼ぶには残酷すぎ、ホラーと呼ぶには滑稽すぎる。この絶妙なバランス感覚こそが、本作を単なる「グロ漫画」の枠に収まらせない理由です。
既刊8巻。少年誌に掲載されたとは思えない問題作が、ここにあります。
まだ読んでいないあなたへ
一度読んだら、もう二度と「医者の善意」を素直に信じられなくなります。
『フランケン・ふらん』は、天才外科医の少女・ふらんが患者の「願い」を文字通り叶えてしまう、一話完結型の医療ホラーなんです。ただし、彼女の手術は必ず成功する。問題は、患者が望んだ結果と、実際に手に入れる「現実」がまるで違うことなんですよ。
「足が動かなくなった犬を助けてほしい」と頼まれれば、ふらんは本気で助けます。でも彼女の解決法は、あなたの想像の斜め上どころか、見開きで絶句させる領域に到達してしまう。技術的には完璧。倫理的には完全にアウト。そして患者は泣きながら「ありがとう」と言うしかない状況に追い込まれるんです。
この作品が恐ろしいのは、ふらんに一切の悪意がないことなんですよ。彼女は純粋に「患者のため」を思って手術している。でもその純粋さが、人間の浅はかな願望と噛み合った瞬間、取り返しのつかない悲劇が生まれる。読み終わった後、「自分だったら何を願うか」を真剣に考え込んでしまうんです。
2006年から2012年まで『チャンピオンRED』で連載され、既刊8巻。一話ごとに完結するから、どこから読んでも大丈夫です。ブラックユーモアと容赦ないボディホラー描写が共存する、木々津克久の代表作。
笑えるのに、笑えない。助かっているのに、救われない。この矛盾を全8巻かけて味わってください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『フランケン・ふらん』は全何巻?
全8巻で完結済みです。