ファンタジウム』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

モーニングツー連載、杉本亜未『ファンタジウム』既刊9巻。夢と現実が交錯する世界で、主人公たちは成長を遂げていく。友情を軸に描かれる物語は、ファンタジーでありながら青年読者の心に深く響く何かを秘めている……。

杉本亜未は『魔法の扉』でも独自のファンタジー世界を構築してきた作家だが、本作ではその手腕がさらに冴えている。青年誌という舞台で描かれるファンタジーは、少年誌のそれとは一線を画す。単純な勧善懲悪でもなく、魔法や異世界を舞台装置として消費するのでもない。登場人物たちの内面に踏み込み、夢を追うことの意味、友情の重さ、そして大人になることの痛みを丁寧にすくい取っている。海外でも翻訳され評価を受けているのは、その普遍性が言語の壁を越えるからだろう。杉本作品特有のキャラクター描写は、ファンタジーという枠を借りながら、確かに「人間」を描いている。

ファンタジーに何を求めるか。逃避か、共感か。この作品はその両方を与えてくれます。

まだ読んでいないあなたへ

既刊9巻。

2015年から2017年まで「モーニングツー」で連載された作品です。

杉本亜未が描くファンタジーの世界は、どこか懐かしくて、それでいて新しいんです。青年誌で展開されるこの物語が扱うのは「夢」と「友情」、そして「成長」。ありふれたテーマに見えるかもしれません。でも、この3つの言葉を本気で描き切ったとき、人の心はどれだけ震えるのか。それを知っているのが杉本亜未という作家なんです。

ファンタジー作品を中心に活躍してきた著者の独特な世界観とキャラクター描写が、ここでは遺憾なく発揮されています。登場人物たちが何を夢見て、何を信じて、どう変わっていくのか。その軌跡を追っているうちに、気づくんです。これは彼らの物語であると同時に、読んでいる自分自身の物語でもあるって。

海外でも翻訳され、ファンタジー作品として評価を受けているのには理由があります。言葉や文化を超えて、人の心の普遍的な部分に届く何かが、この作品にはあるんです。

2年間の連載で紡がれた全9巻。一気に読める分量でありながら、読後には確実に何かが残ります。杉本亜未の「魔法の扉」をご存知の方なら、その作家性に再び触れるチャンスです。初めての方なら、この作家の描く世界への入り口として最適な一作だと思います。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ファンタジウム』は全何巻?

全9巻で完結済みです。