『ビターバージン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
女子高生たちの日常に、ある出来事が影を落とす。それは妊娠という現実であり、背後に横たわる過去の傷だった。性的虐待、レイプ、そして中絶——。少女たちは、自分では制御できなかった出来事の重みを抱えながら、学園という閉じた空間で関係を紡いでいく。嫉妬が歪んだ執着へと変わるとき、誰かの恐怖症は誰かの悲劇と交錯し、もう引き返せない場所へと物語は進んでいく……。
楠木圭は『ヤングガンガン』誌上で、青年漫画の枠組みを借りながら、人間の暗部を容赦なく描き出してきた作家です。本作『ビターバージン』は、タイトルが示す通り、"苦い処女性"というテーマを軸に、傷ついた少女たちの心理を緻密に追います。ここで描かれるのは、単純な被害と加害の構図ではありません。過去の影響がいかに現在の関係性を歪め、ときに破壊的な感情——ヤンデレ的な執着すら——を生むのか。その過程が、甘さを排した筆致で積み重ねられていきます。海外でも多言語翻訳され、心理描写の深さが高く評価されている点も納得でしょう。
既刊4巻。少女たちが背負った"ビター"な現実に、あなたは目を逸らさずにいられるでしょうか。
まだ読んでいないあなたへ
既刊4巻。
この巻数で、ここまで心臓を鷲掴みにされる漫画があるんです。
『ビターバージン』は、2018年から『ヤングガンガン』で連載された楠木圭の作品。タイトルだけ見ると恋愛ものかと思うでしょう。違うんです。これは人間の奥底に沈んでいる、触れられたくない傷と向き合う物語なんです。
過去に負った心の傷は、簡単には癒えない。誰かを愛そうとしても、身体が拒絶する。頭では分かっていても、恐怖が身体を支配する。そんな生々しい葛藤を、楠木圭は逃げずに描き切っています。読んでいて息が詰まる瞬間が何度もあるんです。でもページをめくる手は止まらない。それは、登場人物たちが本気で傷と向き合おうとしているから。
この作品が凄いのは、綺麗事で済ませないところです。愛があれば全て解決するなんて嘘は書かない。傷ついた心が他者を傷つける連鎖も、目を逸らさずに描く。だからこそ、彼らが一歩を踏み出す瞬間の重みが胸に刺さるんです。
海外でも翻訳され、心理描写の深さが高く評価されている作品。4巻という短さで、ここまで濃密な人間ドラマを読める漫画は滅多にありません。読後、しばらく余韻から抜け出せなくなる覚悟だけはしておいてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ビターバージン』は全何巻?
全4巻で完結済みです。