『ヒメゴト ~十九歳の制服~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
十九歳の大学生でありながら、制服姿で"女子高生"として生きる道を選んだ主人公。その選択の背景には、単純な趣味嗜好では片付けられない複雑な事情と、彼を取り巻く人間関係の歪みがある。モバマンで2010年から2013年まで連載されたこの作品は、既刊8巻を通じて、性別という境界線の曖昧さと、それに伴う心理的葛藤を描き出していく。
MINENAMI Ryoが手がける本作は、成人向け作品としてのエロティシズムと、一人の人間の内面を掘り下げるドラマ性を両立させた意欲作だ。クロスドレッシングというモチーフを単なる記号として消費せず、主人公が制服という記号に何を求め、何を失っていくのかを丁寧に追っている。年齢と外見のギャップがもたらす危うさ、それを利用しようとする人々、そして三角関係の中で揺れ動く感情。青年誌らしい踏み込んだ性描写と心理描写が絡み合い、読者を不穏な空気の中へ引きずり込む。
大学生でありながら制服に袖を通す理由、その裏側に潜む秘密を知りたい方は、この既刊8巻の物語を手に取ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
十九歳の大学生が、女子高生の制服を着て生きていく。
これ、コスプレ趣味の話じゃないんです。主人公は本気で追い詰められて、本気で選択を迫られて、その結果として制服に袖を通すんです。何に追い詰められたのか。なぜ十九歳の男子大学生が女子高生として生きる道を選ばなければならなかったのか。その理由を知ったとき、あなたは簡単に「やめればいいのに」なんて言えなくなります。
MINENAMI Ryoが描くのは、人間が崖っぷちに立たされたときに見せる顔なんです。綺麗事じゃない。理想論でもない。ただただ、明日を生き延びるために今日という日を這いずり回る人間の姿です。制服の下に隠されているのは性別だけじゃありません。罪悪感、羞恥心、諦め、それでも消えない希望の欠片。そのすべてが、一枚一枚のページから滲み出てくるんです。
周囲の人間関係も容赦がありません。善意で近づいてくる人間がいて、欲望で近づいてくる人間がいて、何も知らずに笑いかけてくる人間がいる。その全員と向き合いながら、主人公は「自分」を保ち続けなければならない。どこまでが演技で、どこからが本当の自分なのか。その境界線が曖昧になっていく過程が、読んでいて息苦しいほどリアルなんです。
モバマン連載、既刊8巻。成人向けという枠の中で、MINENAMI Ryoは人間の業を描き切っています。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ヒメゴト ~十九歳の制服~』は全何巻?
全8巻で完結済みです。