『ヒトヒトリフタリ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
死んだ人間は、守護霊として誰かを見守る運命にある。主人公は交通事故で命を落とし、気づけば見知らぬ少女の傍らに立っていた。彼女を守り導くことが、自らの魂を成長させ次の転生へと向かう唯一の道。しかし守護対象の人生は、決して穏やかではない……。
高橋ツトムといえば『GANTZ』や『いぬやしき』で知られるが、本作は超常バトルではなく、魂の成熟を問う静かな物語だ。週刊ヤングジャンプという激戦区で、派手なアクションに頼らず人間ドラマで勝負した意欲作である。守護霊という設定を借りながら、実際に描かれるのは「他者を理解すること」の困難と尊さです。主人公は守護対象の苦悩を目の当たりにし、無力感に打ちのめされる。干渉できない立場で見守るしかない緊張感が、全編を貫く。第43回講談社漫画賞青年部門受賞も納得の完成度だ。
既刊8巻。死後の世界と試練を通じて、生きることの意味を問い直す作品です。
まだ読んでいないあなたへ
講談社漫画賞を受賞した、全8巻完結の異色作。
「GANTZ」「いぬやしき」の高橋ツトムが、守護霊という題材でここまで人間の本質を抉り出すとは思わなかったんです。死んだ人間が守護霊となって生者を見守る。ただそれだけの設定なのに、ページをめくるたびに胸が苦しくなる。
守護霊になった者は、大切な人を助けたくても声も届かない、触れることもできない。ただ見ているしかないんです。その無力感が、読んでいるこちらにまで伝染してくる。あなたは今まで、「見守ることしかできない」という状況の残酷さを、本気で想像したことがありますか。
高橋ツトムの画力が、この絶望を容赦なく叩きつけてきます。表情一つ、視線一つで、言葉にできない感情が津波のように押し寄せてくる。SFアクションで鍛えた演出力が、今作では人間ドラマに全振りされているんです。
魂の成長、転生、死後の世界。スピリチュアルと聞いて身構える人もいるかもしれません。でもこの作品に描かれているのは、そういう神秘思想じゃないんです。もっと生々しい、人間の弱さと強さ。守りたい人のために何ができるのか、何もできない自分とどう向き合うのか。そういう普遍的な問いなんです。
全8巻で完結している潔さも、この作品の強度を上げています。引き延ばしなし、妥協なし。一気に駆け抜けてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ヒトヒトリフタリ』は全何巻?
全8巻で完結済みです。