パラレルリープ・シンドローム』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

異世界に転生したはずの主人公が、目を覚ますたびに別の世界へと跳躍してしまう。一つの世界に定着できず、記憶と経験だけを抱えて次々と移動を繰り返す――安住の地を求める旅は、果たしてどこへ向かうのか。

高橋信之が『異世界の王子様』で見せた転生モノの王道展開から、本作では一転して「不安定さ」を武器にしている。転生先が固定されないという設定は、読者に常に新鮮な驚きを与えると同時に、主人公の孤独と焦燥を際立たせる仕掛けだ。少年誌向けではなく『ヤングキングアワーズ』という青年誌での連載だからこそ、冒険の裏に潜む喪失感や、世界を渡り歩く中で蓄積される疲労まで丁寧に描き込める。コメディとロマンスの要素が物語の軽快さを保ちつつ、成長譚としての骨太さも失わない。この絶妙なバランス感覚が、アニメ化・実写映画化という展開を支えている理由でしょう。

異世界転生というジャンルに飽きかけていた読者こそ、この「転生のその先」を体験してほしい。既刊4巻、まだ追いつけます。

まだ読んでいないあなたへ

第1回マンガ大賞第1位。

この肩書きだけで手に取る価値があるんですが、読み始めたら止まらなくなる理由はもっと別のところにあるんです。異世界転生ものって聞くと「ああ、またか」って思うかもしれない。でもこの作品、転生先で無双するんじゃなくて、何度も何度も並行世界を行き来してしまう"症候群"に巻き込まれた主人公の物語なんですよ。

毎回違う世界、違う立場、違う運命。同じ顔をした人たちが全く違う関係性で現れる。前の世界では敵だった人間が、次の世界では命を預け合う仲間になっていたりする。その繰り返しの中で、主人公は一体何を信じて、誰を愛せばいいのか。この切実さが胸に刺さるんです。

青年誌ならではの重さと深みがありながら、コメディとロマンスの塩梅が絶妙でページを繰る手が止まらない。高橋信之さんは「異世界の王子様」でファンタジーの王道を、「魔法少女リリィ」で少女たちの葛藤を描いてきた作家ですが、本作はその集大成とも言える作品になっています。

2024年にアニメ化、2025年には映画化。海外でも累計100万部を突破している理由は、読めばすぐに分かります。既刊4巻、今から追いかけるには完璧なタイミングなんですよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『パラレルリープ・シンドローム』は全何巻?

現在4巻まで刊行中です。