パシリな僕と恋する番長さん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

学校の「パシリ」として日々を送る冴えない高校生の主人公。ある日、校内で恐れられる女番長から突然の告白を受ける。凶暴で近寄りがたいと噂される彼女だが、その実態は不器用で一途な恋心を抱える少女だった。誤解と照れが生む日常のすれ違い、そして次第に縮まる二人の距離。番長という記号の向こう側にいる一人の女の子が、どう恋に落ち、どう想いを伝えようとするのか……。

鹿島初がヤングエースUPで2017年から2021年まで連載したこの作品は、いわゆる「ギャップ萌え」を軸にしながらも、単なる記号的キャラクターに留まらない丁寧な心理描写で読者を引きつけた。番長ものというジャンルは数多あるが、本作の特徴は「女性側が先に恋に落ちる」構図にある。ネガティブな主人公と、外見と内面のギャップを抱える番長。この二人の関係性が生むコメディは、笑いの裏に切なさを滲ませる。作者の筆致は青年漫画らしい落ち着いた間を持ちながら、スライス・オブ・ライフとして日常の機微を丁寧に掬い取る。中国語圏でも翻訳され人気を集めたのは、この普遍的な「すれ違い」の描写が言語を越えて響いた証だろう。

既刊7巻。誤解から始まる恋の行方を、じっくりと見届けてほしい。

まだ読んでいないあなたへ

学校一の番長が、クラスの地味男子に恋をした。

しかも、本人にその自覚がない。周りから見れば完全に恋なのに、当の番長さんは「なぜか胸がざわつく」「なぜか目で追ってしまう」と首を傾げているんです。そして彼女がとる行動が、ことごとく恋心とは正反対に見える。パシリにする。命令口調で呼びつける。でもその奥に、不器用すぎる好意が透けて見えるんですよ。

パシられる側の彼は、自己肯定感が地を這うほど低い。「自分なんか」が口癖で、番長の好意にまったく気づかない。この二人の距離感が、じれったくて、切なくて、同時にめちゃくちゃ笑えるんです。

番長という設定なのに暴力は振るわず、むしろ誰よりも仲間思い。強さの裏側にある優しさと、恋をすると途端にポンコツになるギャップ。それを見守る個性豊かな脇役たちの温かさも、この作品の魅力です。「誤解」から始まる関係が、少しずつ、本当に少しずつ変わっていく過程を、丁寧に描いてるんですよ。

既刊7巻。恋を知らない番長と、自分を知らない少年の、不器用すぎるラブコメディです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『パシリな僕と恋する番長さん』は全何巻?

全7巻で完結済みです。