『バナナフィッシュ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
ニューヨークの裏社会に生きる少年ギャングのリーダー、アッシュ・リンクス。彼が追う「バナナフィッシュ」という謎の言葉は、兄を廃人にし、政財界を巻き込む巨大な陰謀へと繋がっていく。日本からやってきたカメラマン助手の少年、奥村英二との出会いが、彼の運命を大きく揺さぶることになる――。
吉田秋生が1985年から別冊少女コミックで連載を開始した本作は、少女漫画という枠組みを完全に超えた物語だ。『海街diary』や『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』といった日常を丁寧に描く作品群で知られる作者だが、本作ではニューヨークという舞台を選び、ギャング抗争、麻薬、政治的陰謀を縦横無尽に描き切った。掲載誌は少女コミックでありながら、ハードボイルドとサスペンスの骨格を持ち、友情と絆を軸に据えた物語は性別を問わず読者を魅了した。19巻という長さの中で、一度も物語の緊張が途切れることなく、読者を陰謀の深淵へと引きずり込んでいく。実写映画化、2018年のMAPPAによるアニメ化を経て、本作は世代を超えた支持を獲得し続けている。
いま読むべき理由は、この作品が時代を超えて色褪せない普遍性を持っているからだ。全19巻、一気に駆け抜けてほしい。
まだ読んでいないあなたへ
1985年、少女漫画誌に突然現れた異端児です。
ニューヨークの裏社会を舞台に、17歳のストリートキッズのボスが「バナナフィッシュ」という謎の言葉を追う物語なんですが、これが少女漫画の枠を完全に突き破ってるんです。麻薬組織、政財界の陰謀、ベトナム戦争の闇――こんな重厚なサスペンスを、吉田秋生は少女漫画の文法で描ききった。その衝撃は今も色褪せていません。
主人公は天才的な頭脳と戦闘力を持ちながら、誰も信じられない孤独を抱えて生きてきた少年。そこに日本から来た普通の大学生が出会うんです。二人の関係を「友情」という言葉だけで片付けたら嘘になる。もっと深くて、もっと切実で、言葉にできない絆がそこにはあるんですよ。
暴力の描写は容赦ない。でも安易な残酷趣味じゃない。吉田秋生が描くのは、理不尽な暴力に晒されながらも尊厳を失わない人間の姿なんです。だから読後、心が痛むと同時に何かが浄化される感覚がある。
2018年のアニメ化で若い世代にも再発見されましたが、原作の持つ筆致の繊細さと力強さは、やはり漫画でこそ味わえます。既刊19巻。30年以上前の作品なのに、今読んでも古さを感じさせない普遍性がここにはあるんです。
ラストまで目が離せない。そして読み終わったあと、必ず誰かに語りたくなる――そういう作品です。
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よくある質問
『バナナフィッシュ』は全何巻?
全19巻で完結済みです。