バックホームブルース』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

都会での生活に疲れた男が、故郷へと帰ってくる。そこには変わらない風景と、変わってしまった人間関係があった。再び始まる地元での日常は、かつて捨てたはずの何かを思い出させる。彼はこの場所で、本当に求めていたものを見つけられるのだろうか……。

長尾謙一郎が『ビッグコミックオリジナル』で連載する本作は、派手な事件も劇的な展開もない。あるのは、朝の光、近所の挨拶、行きつけだった店の変化といった、ありふれた日常の断片だけだ。しかし、そのありふれた光景の中にこそ、人が生きていく上で必要な何かが潜んでいる。長尾は日常という題材を扱い続けてきた作家だが、本作では「帰る」という行為に焦点を当てることで、見慣れた風景に新たな意味を与えている。主人公の視線を通して描かれる故郷は、ノスタルジーに浸るだけの場所ではなく、現在進行形で動き続ける生きた場所として立ち上がってくる。

既刊5巻。帰ることでしか見えないものがある。その静かな真実を、あなたも確かめてください。

まだ読んでいないあなたへ

既刊5巻、まだ終わらない。

地元に帰る。ただそれだけのことが、こんなにも難しくて、こんなにも温かいなんて知らなかったんです。『バックホームブルース』は、都会で何かを諦めた人間が故郷に戻ってくる話じゃないんですよ。逃げ帰った自分と、変わらない街と、変わってしまった人間関係の、その全部を抱えながら「また生きていく」っていう、そういう物語なんです。

帰郷後の日常って、実は一番ドラマがあるんですよね。昔の友達と居酒屋で再会したときの微妙な空気感とか、親との距離の取り方とか、地元の景色は同じなのに自分の立ち位置だけが変わってしまった感覚とか。この作品はそういう「言葉にならない違和感」を、恐ろしいほど的確に描いてくるんです。

笑えるんですよ、切なくて。登場人物たちが必死に格好つけようとして、でも結局は素の自分が出ちゃう瞬間。そこに温度があるんです。青年誌ならではの、ちょっと苦い笑いと、でも最後には「明日もまた会おうな」って思える優しさが同居してる。

「ビッグコミックオリジナル」連載中で、2021年からずっと読者の心を掴んで離さない理由がわかるはずです。帰る場所がある人も、ない人も、読んでください。日常の幸せって、案外こういうところにあるんだって気づかされますから。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『バックホームブルース』は全何巻?

現在5巻まで刊行中です。