『バジーノイズ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
東京の片隅で細々と営むレコードショップ。そこで働く青年と、ふとしたきっかけで店を訪れるようになった女性。音楽を介して交わる言葉は少ない。それでも、同じ空間で同じ音を聴く時間が、二人の距離をゆっくりと変えていく。レコードの針が溝をなぞるように、静かに、しかし確実に。
MUTSUKI Junがビッグコミックスピリッツ誌上で描いた本作は、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した。音楽をテーマにした漫画は数多いが、本作の際立つ点は「音楽そのもの」ではなく「音楽を通じて生まれる間」を描き切ったことだ。ドラマチックな展開はない。劇的な告白もない。ただ、レコードをかけ、コーヒーを淹れ、何気ない会話を交わす。その反復の中に、孤独を抱えた者同士がそっと手を伸ばし合う瞬間が刻まれている。コマ割りとセリフの余白が、言葉にならない感情をそのまま紙面に定着させる。一見地味に見えるこの手法こそが、読後に残る確かな余韻を生む。
既刊5巻。急がず、焦らず、ただ丁寧に。そんな作品世界に身を委ねる時間は、きっと静かな贅沢です。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞。
この一言だけで、どれほどの作品か分かる人には分かるはずなんです。
音楽をテーマにした漫画は数あれど、『バジーノイズ』が描くのは、華やかなステージでもサクセスストーリーでもない。楽器を手にした人間が抱える、言葉にならない何かなんです。なぜこの音を出すのか。なぜあの人と一緒に演奏するのか。その問いの奥にある、孤独や繋がりや、ほんの少しの変化。
MUTSUKI Junが切り取るのは、音楽そのものより、音楽が人を揺さぶる瞬間です。セリフはむしろ少ない。でも、ページをめくるたびに、何かが胸に残っていく。読後に静かな余韻が続く体験は、派手な展開を求める人には物足りないかもしれない。でも、人間の感情の機微を丁寧に掬い取る作品が好きなら、これ以上ない出会いになるはずです。
ビッグコミックスピリッツで2019年から2020年にかけて連載され、既刊5巻。決して長くない物語だからこそ、一気に読み通せる。そして読み終えたとき、あなたの中に何が残るのか。それは、読んだ人だけが知ることができるんです。
この静かな熱量を、ぜひ体感してください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『バジーノイズ』は全何巻?
全5巻で完結済みです。