ハネチンとブッキーのお子さま診療録』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

小児科医の羽地健吾は、3歳の息子・星太を男手ひとつで育てるシングルファザー。病院では子どもたちの診療に全力を注ぎ、家では父親として格闘する日々。星太は「ハネチン」「ブッキー(星太のあだ名)」と互いを呼び合いながら、二人きりの生活を送っている。仕事と育児の両立に追われる中で、羽地は医師として、そして父親として、子どもたちと向き合い続ける……。

佐原ミズといえば、『マイガール』でTVドラマ化、『尾かしら付き。』で映画化を果たした実績を持つ作家だ。淡く繊細な世界観で家族の在り方を描き続けてきた作家が、今度は小児医療の現場を舞台に選んだ。本作の魅力は、診療シーンと育児シーンを往還しながら、「親」と「子」双方の視点を丁寧にすくい上げる構成にある。羽地は医師として病院で多くの親子と接し、家では父親として星太の成長に戸惑う。その二つの立場が交差するとき、職業と生活という分断された領域が、ひとつの「子どもと向き合う時間」として立ち上がってくる。Comic Zenon連載作として既刊3巻、TikTokでの総再生回数350万回超という数字が示すように、静かな共感を広げつつある作品です。

小児医療と子育て、その両面から「子ども」という存在を見つめ直す一作。第4回ebookjapanマンガ大賞ノミネートの評価も納得の、佐原ミズらしい温度で描かれる親子の物語です。

まだ読んでいないあなたへ

小児科医が5歳の息子を育てながら、小さな命と向き合う話なんです。

主人公のハネチン先生は、奥さんを亡くしてシングルファザー。朝は息子のブッキーを保育園に送り、昼は病院で子どもたちを診て、夜は寝かしつけまでが仕事です。職業柄、子どもの病気には誰より詳しいはずなのに、いざ我が子が熱を出すと動揺する。患者さんには冷静に説明できるのに、息子の前では完璧な父親でいられない自分に落ち込む。そんな等身大の父親が、懸命に日々を積み重ねていくんです。

この作品のすごいところは、小児医療の現場と子育ての現場を同時に描いているところ。診察室で向き合う親子の事情、保育園の送り迎えで見える他の家族の姿、夜中に子どもが泣き出したときの孤独。医者であり親である立場から見える景色が、読んでいるこちらの胸に深く刺さってくるんです。

『マイガール』『尾かしら付き。』で知られる佐原ミズさんが描く淡く繊細な世界観が、この作品でも光っています。大きな事件が起きるわけじゃない。でも、診察室での何気ない会話や、息子との些細なやりとりに、人が生きていく上での大切なものが詰まっている。TikTokで350万回再生されたのも納得です。

既刊3巻。親である人も、医療者である人も、そうでない人も、読めば必ず誰かの顔が浮かぶはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ハネチンとブッキーのお子さま診療録』は全何巻?

現在3巻まで刊行中です。