ハツカネズミの時間』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

ある日、幼馴染の少女が突然姿を消した。残されたのは、彼女が関わっていた「実験」の痕跡と、科学者である父親の不穏な影。主人公は彼女を探すうち、学園を舞台にした奇妙な逃亡劇へと巻き込まれていく……。

TOUME Keiが「アフタヌーン」で2004年から2006年にかけて連載した本作は、第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した心理ミステリーだ。親子関係を縦糸に、実験という不穏なモチーフを横糸に据えたこの作品は、ジャンルの定型を踏襲しながらも独特の緊張感を生み出している。幼馴染との関係が物語の核にありながら、甘さや郷愁に逃げず、むしろ不安と疑念を煽る構成が秀逸です。科学者という立場の父親が何を企図していたのか、少女はなぜ消えたのか。謎は段階的に開示され、読者は主人公と同じ視点で真相へ迫ることになる。

既刊4巻という凝縮された構成で、無駄なく物語を閉じた稀有な作品です。海外でも翻訳版が出版され、その完成度の高さは国境を越えて評価されています。

まだ読んでいないあなたへ

第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。

この肩書きを見て「お堅い話かな」と思ったあなた、逆なんです。この作品、むしろ読み始めたら止まらなくなる種類の漫画なんですよ。既刊4巻、全部一気読みしてしまう人が続出しています。

『ハツカネズミの時間』。タイトルからは想像もつかない、緊迫した空気が最初のページから漂っているんです。幼馴染の二人を軸に、科学者と実験、そして逃亡者という要素が絡み合って、ページをめくる手が震えてくる。何から逃げているのか、なぜ追われているのか、そもそも何が起きたのか。答えを知りたくて、でも知るのが怖くて、それでも読むのを止められないんです。

親子関係というテーマが物語に重い影を落としています。この「重さ」が、単なるミステリーやサスペンスでは終わらせない深みを作品に与えているんですね。読後、しばらく余韻が消えません。

TOUME Keiという作家は、心理描写が本当に巧い。登場人物たちの表情、沈黙、視線の先に込められた意味が、コマの中で静かに、でも確実に読者の胸に刺さってくるんです。

学園という日常の舞台で、非日常が静かに進行していく恐怖。4巻という手に取りやすいボリュームだからこそ、この週末、一気に読み切ってほしいんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ハツカネズミの時間』は全何巻?

全4巻で完結済みです。