『ナラクノアドゥ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
魔王とは何か。人を滅ぼす絶対悪か、それとも別の何かか。山本真が描く『ナラクノアドゥ』は、その問いを正面から突きつける物語だ。舞台は魔王が君臨する世界。主人公は戦いの渦中で己の人間性と向き合い、成長を強いられていく……。
山本真といえば『魔王の帰還』で既にその力量を証明済みだが、本作はさらに一歩踏み込んでいる。魔王というモチーフは少年漫画で使い古されたテーマに見えるかもしれない。だが本作が優れているのは、魔王を記号として扱わず、人間性という普遍的なテーマに接続させた点にあります。アクションシーンの迫力と、登場人物たちの内面描写が高いレベルで両立している。ファミ通コミッククリアという誌面で連載され、第1回ファミ通コミック大賞を受賞したことも納得の完成度だ。
2021年にはスタジオジブリによるアニメ化、2022年には実写映画化と、メディアミックスも加速している。アメリカ、フランス、韓国など海外展開も進み、各国で評価されている本作を、既刊6巻の今こそ追いかけるべきです。
まだ読んでいないあなたへ
第1回ファミ通コミック大賞受賞作。
魔王って、倒されるために存在する悪役だと思ってました。でもこの作品の魔王は違うんです。彼には彼の事情があって、彼なりの正義があって、そして何より——人間くさい弱さがあるんですよ。
山本真さんが描くのは、勧善懲悪じゃない。善と悪の境界線が、読むほどにぐらぐら揺れる物語なんです。魔王側から見た世界って、こんなにも説得力があるのかと。人間を守るべきか、それとも自分の種族を優先すべきか。その葛藤の中で必死にもがく姿が、既刊6巻通して一貫して描かれています。
戦闘シーンの迫力も凄まじいんですが、それ以上に心に残るのは、登場人物たちの選択なんです。誰もが自分の信じる正しさのために戦っている。だからこそ、ぶつかり合う。傷つけ合う。その痛みが、ページから滲み出てくるんですよ。
スタジオジブリがアニメ化し、実写映画化もされた本作。海外でも翻訳されて読まれているのは、「人間とは何か」という普遍的な問いに、真正面から向き合っているからだと思うんです。
魔王の旅路を、あなたも見届けてほしいんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ナラクノアドゥ』は全何巻?
全6巻で完結済みです。