ナナとカオル』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

幼馴染の優等生・七海と、冴えない高校生・カオル。彼女は成績優秀で誰もが認める才女、彼は密かにSMの世界に傾倒する変わり者。交わるはずのない二人の日常が、ある日を境に静かに変わり始める。カオルの「趣味」に巻き込まれた七海は、縄と拘束具に囲まれた部屋で、自分でも気づかなかった感覚に触れていく……。

甘詰留太は本作と続編『ナナとカオル Black Label』で、青年漫画におけるSM表現の地平を押し広げた作家である。ヤングアニマル嵐に連載された本作は、一見すると過激な題材を扱いながら、その本質は「抑圧からの解放」を描く青春物語だ。七海が日常の重圧から逃れる手段として「breather(息抜き)」と称されるセッションに没入していく過程は、単なる性的興奮ではなく、彼女自身の内面と向き合う儀式として描かれる。カオルもまた、マゾヒスティックな欲望を持つ彼女を「支配」するのではなく、信頼関係の上に成り立つパートナーとして寄り添う。この関係性の丁寧さが、本作を一線を画すものにしている。

全18巻。アニメ化と実写映画化も果たした本作は、タブーに真正面から向き合った希有な作品です。

まだ読んでいないあなたへ

「SMって、こんなに真剣な話だったんだ」って、読後に呆然としてしまう漫画なんです。

隣に住む幼馴染のナナは成績優秀で清楚な優等生。一方、主人公カオルは冴えない高校生で、実は誰にも言えないSMへの興味を持っている。この二人が、ある日を境に「セッション」と呼ばれる時間を共有し始めるんですが、これがただのエロ漫画じゃない。縄で縛る行為の向こう側に、お互いが抱えている息苦しさ、日常で押し殺している本音、社会の期待と自分の欲求のズレが、信じられないほど丁寧に描かれていくんです。

ナナが縄の中で見せる表情は、単なる快楽じゃなくて、完璧な自分から解放される瞬間の安堵なんですよ。カオルの不器用な優しさは、相手を本気で理解しようとする姿勢そのもの。二人の関係は確かに特殊だけれど、そこで交わされる会話や沈黙には、誰もが経験したことのある「わかってほしい」という切実さが詰まってる。

甘詰留太が描くのは、人間の弱さと強さが表裏一体になった瞬間です。セッション後の二人の会話、日常に戻ったときの距離感の変化、少しずつ深まっていく信頼。その積み重ねが、気づけばあなたの胸を締めつけてくる。

既刊18巻。表紙で敬遠してた人ほど、読んでほしい作品なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ナナとカオル』は全何巻?

全18巻で完結済みです。