『ナチュン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
イルカの知性研究を続ける科学者たちと、人工知能によって進化の可能性を模索する人類。その交錯する物語が、既刊6巻にわたって静かに、しかし確実に読者の思考を揺さぶっていく。イルカという生物が持つ謎めいた認知能力と、人間が創り出したAIという存在――二つの「知性」が交差するとき、人類の未来はどう変容するのか……。
鶴田謙二が『アフタヌーン』に連載したこの作品は、手塚治虫文化賞と文化庁メディア芸術祭マンガ部門をダブル受賞した。SF的な題材を扱いながら、哲学的な問いを投げかける鶴田の作風が最も結実した作品といえる。科学の倫理、進化という概念、そして知性とは何かという根源的なテーマを、ミステリアスな構成で描き出す手腕は見事だ。イルカ研究という具体的なモチーフを通じて、人間中心主義への懐疑を突きつけてくる。青年誌ならではの複雑な問題提起と、ロマンスや悲劇といった人間ドラマが絡み合い、一筋縄ではいかない読後感を残します。
英語版も刊行され、国際的にも評価されたこの傑作。知性と進化をめぐる思索の旅に、ぜひ身を委ねてください。
まだ読んでいないあなたへ
手塚治虫文化賞と文化庁メディア芸術祭のW受賞。
既刊6巻。
イルカと人間が対話できたら、僕らは何を問われるんでしょうか。「ナチュン」は、イルカ研究をめぐって人工知能と人間の進化、そして科学の倫理が交錯していく物語なんです。鶴田謙二が描くのは、ただの未来予想図じゃない。知性を持つ存在と向き合ったとき、人間という種が抱える傲慢さや孤独が、容赦なく浮き彫りになっていくんですよ。
2000年から2001年にかけて「アフタヌーン」で連載されたこの作品は、公開直後から国内外で衝撃をもって受け止められました。英語版も出版され、海外の読者たちもあの問いかけに震えたんです。「知性とは何か」「対話とは何か」。SFの皮をかぶった、人間存在そのものへの問いなんですよね。
鶴田謙二の画は、緻密で静謐で、どこか冷たい。でもその冷たさの中に、登場人物たちの葛藤が生々しく刻まれていくんです。科学者たちが直面する選択は、読んでいるあなた自身の倫理観を試してくる。答えのない問いを前に、ページをめくる手が何度も止まるはずです。
哲学的なSFが好きな人も、人間ドラマに心動かされる人も、この6巻を読み終えたとき、世界の見え方が少し変わっているかもしれません。それくらいの強度を持った作品なんですよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ナチュン』は全何巻?
全6巻で完結済みです。