『チェイサー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
漫画家志望の若者が、かつて同じ新人賞を争ったライバルの急逝を知る。あの日、自分は賞を逃し、彼は受賞した。だが今、彼の遺作を目にした主人公は、その圧倒的な画力と物語に打ちのめされる。死してなお追いつけない才能。創作への情熱と嫉妬、諦念と執着が交錯する中で、主人公は再びペンを握るのか……。
上条淳士の名を『SEX』や『TO-Y』で記憶している読者には意外な題材かもしれない。だが本作が描くのは、彼が長年向き合ってきた「表現者の孤独」そのものです。スタイリッシュな絵柄とは裏腹に、ここには漫画を描く行為の残酷さが剥き出しで描かれている。才能の差は努力では埋まらない。それでも描かずにはいられない人間の業を、上条は一切の美化なしに突きつけます。ビッグコミックスピリッツという舞台で、彼は漫画家という職業の本質を問い直した。
既刊6巻。手塚治虫文化賞ノミネートという評価が、この作品の持つ強度を物語っています。漫画を読む者、描く者、すべてに刺さる一作です。
まだ読んでいないあなたへ
漫画を描く人間の、どうしようもない業を描いた作品なんです。
『GANTZ』『いぬやしき』の奥浩哉が、今度は「漫画家」そのものを主人公にしました。才能、嫉妬、プライド、焦燥。ペンを持つ人間の内側で渦巻くものを、ここまで生々しく、容赦なく突きつけてくる漫画はなかなかありません。
描けなくなる恐怖。追い抜かれる屈辱。それでも描かずにはいられない衝動。この作品が突きつけてくるのは、創作という行為の残酷さと美しさの両面です。読んでいると、何かを生み出そうとする全ての人間の心臓を鷲掴みにされるような感覚に陥ります。
奥浩哉という作家は、人間の醜さも弱さも逃げずに描く人です。だからこそ、その先にある「それでも」の瞬間が、胸を打つんです。
ビッグコミックスピリッツ連載、手塚治虫文化賞ノミネート作品。既刊6巻。漫画を読む人間として、創作に関わる全ての人に一度は手に取ってほしい一作です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『チェイサー』は全何巻?
全6巻で完結済みです。