ダーウィン事変』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

テロ組織に囚われた妊娠中のチンパンジーと、アメリカ人科学者。この二者間で生まれた「半分ヒト、半分チンパンジー」の少年チャーリーは、里親に引き取られ、15歳まで普通の高校生として育った。だが彼の出自が公になったとき、世界は二つに割れる。動物権利活動家は彼を「搾取された犠牲者」と呼び、保守派は「神への冒涜」と糾弾する。誰もが彼について語るが、誰も彼自身の声を聞こうとしない……。

うめざわしゅんは『未来探偵』でSF的設定と社会批評を融合させる手腕を見せたが、本作はそこからさらに踏み込んでいる。チャーリーという存在を軸に、環境問題、遺伝子工学、アイデンティティという複数のテーマが絡み合いながら展開していくのだ。講談社「アフタヌーン」という、社会派作品に定評のある誌面だからこそ成立した企画と言えるだろう。既刊10巻、そして2026年にはProduction I.Gによるアニメ化も決定している。欧米諸国では動物権利や倫理観をめぐる議論を喚起する作品として注目され、翻訳版も刊行されている。日本でも海外でも、これほど「今」を問う漫画は稀です。

チャーリーの物語は、私たち自身の物語でもあります。彼が投げかける問いに、あなたはどう答えますか。

まだ読んでいないあなたへ

チンパンジーと人間のハーフとして生まれた少年が、高校生になった。

この一文だけで、あなたの中に何かが引っかかったはずなんです。遺伝子実験の産物として生を受けた主人公は、人間の知性と言葉を持ちながら、人間社会からは異端として扱われる。彼は学校に通い、友人を作り、恋もする。でも教室の窓から見える景色は、私たちとは決定的に違うんですよ。

うめざわしゅんが描くのは、SF設定を借りた現実そのものです。環境問題、動物権利、遺伝子倫理――こうした言葉を聞くと身構えてしまうかもしれませんが、この作品は説教なんかじゃない。ただ一人の少年が、自分の存在を肯定するために必死でもがく姿を、息が詰まるほどの解像度で見せてくれるんです。

彼が人間の少女と手を繋ぐシーン。彼が鏡に映る自分の顔を見つめるシーン。そのどれもが、あなた自身の問いになって返ってくる。

既刊10巻、2026年にはProduction I.Gによるアニメ化も決定している本作は、海外でも大きな反響を呼んでいます。エンターテインメントとして圧倒的に面白く、同時に読後は確実に何かが変わる。そういう体験を、あなたにもしてほしいんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ダーウィン事変』は全何巻?

現在10巻まで刊行中です。