『ダンピアのおいしい冒険』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
17世紀末、大航海時代の終わりかけた海を渡るのは、私掠船船長から探検家へ転じた実在の人物ウィリアム・ダンピア。彼が記した航海日誌には、世界各地で出会った料理や食材の記録が克明に綴られていた。フィリピン、オーストラリア、南米……未知の土地で口にした料理の味、食材の特徴、現地の人々との交流。剣と大砲の時代を生きた男の視線は、しかし常に食卓へ向けられていた。
トマトスープは多摩美術大学出身で、同人誌やSNSで中世から近世の世界史ものを描き続けてきた作家だ。本作は2019年にMatogrossoで始まった商業デビュー作である。史実をベースに「食」という切り口で17世紀の世界を描く手法は独特で、歴史冒険ものでありながら当時のレシピや食文化の考証が丁寧に織り込まれている。ダンピアという人物が実際に膨大な食の記録を残していたことに着目し、それを物語の軸に据えた構成は見事だ。マンガ大賞2021一次選考にも選ばれ、現在は同じく歴史をテーマにした『天幕のジャードゥーガル』を連載中である。
既刊6巻。歴史と食、両方に興味がある人なら間違いなく満足できる一作です。
まだ読んでいないあなたへ
海賊、食べ物、そして17世紀の大航海時代。
この三つが組み合わさった瞬間、何が起きると思いますか?
『ダンピアのおいしい冒険』は、実在の海賊ウィリアム・ダンピアを主人公にした、驚くほど新鮮な冒険漫画なんです。彼は剣を振るうより、食材を記録することに情熱を注ぐ男。未知の土地で出会う見たこともない果物、現地の人々が作る料理、そして仲間たちと分かち合う食事。それらを丁寧にスケッチし、味を言葉にして残していくんです。
この作品の凄みは、「食」を通して歴史の手触りを伝えてくれることなんですよ。大航海時代の船乗りたちが何を食べ、どんな空腹に耐え、どんな発見に目を輝かせたのか。教科書では数行で済まされる時代が、一つの献立、一皿のスープから立ち上がってくる。ページをめくるたび、潮の匂いと香辛料の香りがするような錯覚に陥ります。
著者のトマトスープさんは、中世から近世の世界史を描くことに並々ならぬこだわりを持つ作家。多摩美術大学出身で、同人活動を経て本作で商業デビューを果たしました。その丁寧な時代考証と温かな人間描写は、マンガ大賞2021の一次選考にも選ばれるほど。
冒険と日常、歴史とユーモアが絶妙に混ざり合った、既刊6巻。大航海時代の風を感じたい方、「食べる」ことの原初的な喜びを思い出したい方、ぜひ手に取ってみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ダンピアのおいしい冒険』は全何巻?
全6巻で完結済みです。