『タッチ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
双子の上杉達也と和也、そして幼なじみの浅倉南。三人は物心ついた頃から一緒に育ち、南の夢は「甲子園に連れて行ってもらうこと」だった。天才肌の弟・和也は野球部のエースとして順調に夢への道を歩み始めるが、兄・達也はどこか冷めた態度で野球から距離を置いている。しかし、ある日訪れる悲劇が、達也の人生を大きく変えていく……。
あだち充の名を不動のものにした本作は、1981年から『週刊少年サンデー』で連載され、小学館漫画賞を受賞した金字塔です。以降の『H2』『クロスゲーム』『MIX』へと続く、あだち充スポーツ漫画の原点にして頂点。野球漫画でありながら、青春群像劇としての繊細さが際立っている。双子という設定が生む対比、幼なじみ三人の関係性の機微、そして突然訪れる喪失が物語に与える重層的な陰影。緻密な心理描写と間の取り方は、スポーツ漫画の枠を超えた普遍性を獲得しました。アニメは1985年に放送開始、実写映画化もされ、台湾や韓国でも絶大な人気を誇るなど、日本の漫画史における一大ムーブメントを形成した作品です。
既刊26巻、完結済み。80年代を代表するこの傑作を、まだ読んでいないなら今こそ手に取るべきです。
まだ読んでいないあなたへ
1981年に週刊少年サンデーで連載が始まって、5年間で既刊26巻。
その後40年近く経った今も、あだち充最高傑作として語り継がれている理由を、あなたはまだ知らないんです。
双子の上杉達也と和也。幼なじみの浅倉南。この3人の関係が、野球を軸に動き出す瞬間から、物語は一気に加速するんですよ。片方は天才肌で努力家、片方は才能を持て余す怠け者。でも、二人とも同じ女の子を見ている。そして彼女もまた、二人を見ている。この三角形の中で、誰も悪い人間がいないから、読んでいて胸が締め付けられるんです。
スポーツ漫画なのに、練習シーンより日常会話のほうが多いんですよね。でもその何気ない会話の積み重ねが、いざ試合になったときに意味を持ち始める。グラウンドで投げる一球に、それまでの全部が乗っかってくる。だから野球に興味がなくても読める。というより、野球を知らない人のほうが素直に泣けるかもしれません。
そしてこの作品、中盤で起きるある出来事を境に、物語の色が一変します。ここから先の達也の表情が、序盤とはまるで違うんです。ふざけた顔の奥に、何か決定的なものを抱えている。その変化を、あだち充は説明しない。ただ絵で見せるんですよ。
小学館漫画賞受賞。アニメ化されて社会現象になり、映画にもなった。でも数字や肩書きじゃなくて、読んだ人間の心に残り続けるかどうかが本当の評価なんです。読み終わったあと、誰かに会いたくなる。そういう漫画なんですよね、これ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『タッチ』は全何巻?
全26巻で完結済みです。