セトウツミ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

放課後の川辺。高校生の瀬戸と内海が、ただ喋る。それだけ。部活もバイトもデートもない、二人はベンチに座り、関西弁で延々と会話を続ける。くだらない話題、どうでもいい議論、たまに現れる通行人へのツッコミ。物語らしい物語はない。あるのは、止まらない言葉の応酬だけ……。

此元和津也のデビュー作にして代表作である本作は、別冊少年チャンピオンに連載され、手塚治虫文化賞読者賞を受賞した。漫画における「会話劇」の可能性を極限まで追求した作品です。コマ割りは大胆にシンプル化され、背景も最小限。にもかかわらず、関西弁の絶妙なテンポとリズムが、ページに躍動感を与えている。瀬戸と内海の掛け合いは、ボケとツッコミの型に収まらない。互いに相手の言葉を拾い、ずらし、転がし、時に無視する。その自然な流れが、読者を会話の「場」に引き込むのだ。ストーリーを求める向きには物足りないかもしれないが、言葉のやり取りそのものに耳を澄ませば、そこには確かな「間」と「呼吸」がある。

何も起こらない日常の豊かさを、関西弁という武器で切り取った全8巻。アニメ化・実写映画化もされ、その魅力は国内外に広がりました。会話だけで成立する漫画の凄みを、ぜひ体感してください。

まだ読んでいないあなたへ

放課後の堤防で、ただ喋ってるだけ。

瀬戸と内海、高校生の男子二人が川べりに座って延々と関西弁で雑談する。それだけなんです。部活の熱血ドラマも、恋のドキドキも、事件も何もない。なのに、なぜこんなに面白いのか。

二人の会話は、言葉のキャッチボールというより言葉の殴り合いに近いんですよ。内海がボケたら瀬戸が冷静にツッコむ、かと思えば瀬戸の斜め上の理屈に内海が食いつく。関西弁の間とリズムが完璧に計算されていて、読んでいると脳内で自然と声が再生されるんです。テンポが良すぎて、気づけば一巻読み終えてる。

何気ない会話の中に、高校生特有の虚勢や照れ隠し、ちょっとした優しさがちらりと顔を出す瞬間があって。彼らは友情を語らないし、わかりやすい「いい話」にもしない。でもだからこそ、二人の関係性がじわじわ沁みてくるんです。

手塚治虫文化賞読者賞を受賞し、アニメ化・実写映画化もされた作品。既刊8巻。

「何もない日常」がこんなに豊かで、こんなに笑えて、こんなに愛おしいものだったなんて。読み終えたあと、きっと誰かと他愛もない話がしたくなりますよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『セトウツミ』は全何巻?

全8巻で完結済みです。