スピリットサークル』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

中学生の風太は、転校生の少女・石神鉱子と出会った瞬間、彼女から殺意を向けられる。理由は前世の因縁。鉱子は「スピリットサークル」という道具で風太に七つの前世を見せ、復讐の理由を突きつける。それぞれの時代、それぞれの人生で交錯する二人の魂。異なる姿、異なる関係性で繰り返されてきた愛憎の記憶が、現在の風太と鉱子を縛っている。

水上悟志は『惑星のさみだれ』で独自の語り口を確立した作家だが、本作はその作風をさらに洗練させている。七つの転生を描く構成は野心的で、各エピソードが独立した短編としても成立しながら、全体で一つの大きな物語を紡ぐ。古代文明、中世、近未来、異世界——時代も舞台も異なる人生を、一貫したテーマで貫く手腕は見事です。輪廻という題材を扱いながら、説教臭さや神秘主義に逃げず、人間の業と選択を真正面から描ききる。ヤングキングアワーズ連載作としては異色の構成だが、星雲賞ノミネート、海外での高評価が示すように、ジャンルを超えた普遍性を獲得した作品だ。

既刊6巻で完結するこの物語は、転生ものの到達点の一つと言っていい。風太と鉱子の魂の旅路を、最後まで見届けてほしい。

まだ読んでいないあなたへ

全6巻。

この短さに、人が生きて死ぬことの全てが詰まっているんです。

転校してきた女の子に、いきなり殴られるところから始まります。「あんたは前世で私を殺した」と言われて。主人公の風太は半信半疑ですが、彼女が見せてくれた「スピリットサークル」という不思議な道具で、自分の過去世を次々と追体験していくことになるんです。

ここからが凄い。風太と彼女は、何度生まれ変わっても出会っている。ある時は兄妹として、ある時は敵同士として、ある時は師弟として。そのたびに愛して、憎んで、裏切って、赦して。一つ一つの人生が、驚くほど濃密に描かれていくんですよ。異世界もあれば未来もある。戦場もあれば平和な日常もある。でもどの時代でも、二人は必ず「あの時のこと」から逃れられない。

読んでいると分かってくるんです。人の魂って、こうやって何度も生まれ変わりながら、少しずつ成熟していくものなのかもしれないって。前の人生で犯した過ちが、次の人生でどう影響するのか。誰かを傷つけた記憶が、形を変えて自分に返ってくる。その積み重ねの果てに、二人はどんな答えを出すのか。

『惑星のさみだれ』の水上悟志が、6巻という枠の中で、輪廻転生というテーマを使い切っているんです。最終巻を読み終えた時、あなたは間違いなく泣きます。でもそれは悲しいからじゃない。生きることの、あまりの尊さに打ちのめされるからなんです。

読んでください。この作品に出会えたことを、きっと一生の宝物だと思える日が来ますから。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『スピリットサークル』は全何巻?

全6巻で完結済みです。