スインギンドラゴンタイガーブギ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

昭和の空気を色濃く残す戦後日本。焼け跡から立ち上がる人々の間に、ジャズという異国の音楽が流れ込んできた。本作はそんな時代を生きる人々の物語だ。モーニング連載、既刊6巻。第24回日本メディア芸術祭新人賞受賞作である。

HAIDA Koukouは戦後日本を舞台にした作品を得意とする作家だが、本作でもその手腕は遺憾なく発揮されている。ページから立ち上るのは、復興と混乱が同居した時代の手触りだ。独特の画風は、当時の風俗を単なる「昔の絵」として描くのではなく、確かにそこに生きた人々の息遣いを感じさせる。音楽を題材としながらも、派手な演奏シーンで魅せるのではなく、日常の中に音楽がある暮らしを丁寧に描き出す。家族の在り方、世代間の断絶と理解、そして成長。スライス・オブ・ライフというジャンルの本質——人生の断片を切り取ることで普遍を描く——を体現した作品です。

英語版も出版され、海外読者からも評価されているのは、この作品が持つ普遍性の証左でしょう。戦後という特殊な時代を描きながら、そこに流れる人間の感情は時代を超えて響きます。

まだ読んでいないあなたへ

戦後日本、焼け跡にジャズが鳴り響く。

この漫画、音符が見えるんです。ページをめくると、まるで遠くからトランペットの音が聞こえてくるような。紙の上に描かれた楽器から、本当に音が立ち上がってくるんですよ。それくらい、音楽の熱が画面から伝わってくる作品なんです。

舞台は戦争が終わった直後の日本。まだ瓦礫が残る街で、人々は明日をどう生きるか模索している。そんな時代に、ジャズという「敵国の音楽」に魅せられた人間たちがいた。この作品が描くのは、その人たちの物語です。

HAIDAさんの線は、どこか懐かしくて、でも古臭くない。当時の空気感がそのまま紙に定着されているような不思議な画なんです。キャラクターたちの表情、特に楽器を手にした時の目の輝きが、言葉以上に雄弁に語りかけてくる。

家族の問題、世代の断絶、新しい時代への戸惑い。重いテーマが横たわっているのに、読後感は決して暗くないんです。音楽が、人と人を繋いでいく。その過程を見ているだけで、胸が熱くなる。

日本メディア芸術祭新人賞受賞作。既刊6巻です。この時代の空気を、音楽を通して追体験してみてください。きっと、あなたも音が聞こえてきますから。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『スインギンドラゴンタイガーブギ』は全何巻?

全6巻で完結済みです。