『シュトヘル』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
13世紀、モンゴル帝国の侵攻により故郷を焼かれた少女の魂が、異国の少年の身体に宿る。復讐を誓い、戦士として生きることを選んだ彼女は、数奇な運命に導かれながら、ユーラシア大陸を駆け抜けてゆく……。
伊藤悠は『皇国の守護者』で架空戦記ファンを唸らせ、『シュトヘル』では史実のモンゴル帝国という舞台を選んだ。転生という手法を用いながらも、作品の核心は戦場を生きる一個人の視点を通して描かれる歴史のダイナミズムだ。文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞の受賞が示す通り、本作は単なる娯楽活劇ではない。異なる文化圏が衝突し、混ざり合う中世ユーラシアの姿を、緻密な時代考証と圧倒的な画力で描き出している。復讐という個人的な動機が、やがて歴史の大きなうねりと交錯していく構成は見事です。
ビッグコミックスピリッツ連載、既刊14巻。歴史漫画の新たな傑作がここにあります。
まだ読んでいないあなたへ
14世紀のモンゴル高原。
ひとりの少女が、焼かれた村の灰の中で目を覚ますんです。
彼女の名はシュトヘル。でも、その体に宿っているのは別の誰かの記憶。前世で戦士だった者の魂が、なぜか異民族の少女の身体に転生してしまった。しかも目覚めた瞬間、すでに故郷は滅ぼされた後。復讐のために立ち上がるしかない——この設定だけで引き込まれるでしょう?
でもこの作品、ただの復讐譚じゃないんです。舞台は元朝末期、モンゴル帝国が綻び始めた時代。草原を駆ける遊牧民たち、権力闘争にまみれた宮廷、交差する民族と宗教。そんな歴史のうねりの中で、ひとりの少女戦士が生き延びようともがく。剣を振るう度に、彼女は自問するんです——この体は誰のものなのか。この復讐は誰のためなのか、と。
伊藤悠が描く戦闘シーンは、容赦がない。馬上で繰り広げられる白兵戦の迫力、血と土の匂いが漂ってくるような画面。でも同時に、徹底的にリサーチされた時代考証が、この物語に圧倒的なリアリティを与えています。
第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。海外でも歴史漫画として高い評価を受けた作品です。復讐と転生、そして「自分とは何か」という問いが交錯する、既刊14巻の壮大な叙事詩。一度読み始めたら、シュトヘルと共に草原を駆けることになります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『シュトヘル』は全何巻?
全14巻で完結済みです。