『シティライツ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
近未来、人間と変わらぬ外見を持つロボットが社会に浸透した世界。人工知能は高度に発達し、機械は論理的思考を完璧にこなすが、感情だけは持たない——そう定義されていた。だが、あるロボットが「感情らしきもの」を示し始めたとき、周囲の人間関係は揺らぎ始める。それは愛情なのか、プログラムの誤作動なのか。
OOHASHI Hiroyukiは『未来の扉』『ロボットの涙』といった作品で、人工知能と人間の境界を問い続けてきた作家だ。本作でも、その問いは徹底している。感情を持たないはずの存在が「感情らしきもの」を見せる——この曖昧さこそが、本作の核心です。愛や倫理といった抽象概念を、SF設定に落とし込むだけでなく、登場人物たちの葛藤として具体的に描く。感情とは何か、愛とは定義できるものなのか。答えを示さず、問い続ける姿勢が、第1回未来SF漫画大賞最優秀賞の受賞にも結びついた。Morning Two誌らしい硬質な筆致で、社会問題としてのAI倫理を射程に収めている。
既刊3巻、京都アニメーション制作でアニメ化、さらに2026年には実写映画化も控える本作。今後の展開から目が離せません。
まだ読んでいないあなたへ
第1回未来SF漫画大賞で最優秀賞を獲った作品が、こんなにも静かに胸を締めつけてくるなんて思わなかったんです。
ロボットが街を歩く近未来。人工知能が感情を持ったとき、それは「本物」なのか「プログラム」なのか。この作品は、その答えのない問いを正面から突きつけてきます。でも説教臭くない。ただ、登場人物たちが真剣に悩んで、選択して、そのたびに何かを失っていく。その積み重ねが、読み終わったあとまでずっと心に残るんです。
作者のOOHASHI Hiroyukiさんは、人工知能をテーマにした作品を描き続けている方なんですが、この『シティライツ』は特に倫理観と愛情という、一番人間的な部分に踏み込んでいます。感情を持つAIと人間の関係を、恋愛としても家族としても友情としても描いていて、どの関係性も表面的じゃない。本気で向き合っているから、読む側も本気で考えてしまうんです。
既刊3巻という短さも、この作品の強さだと思います。無駄が一切ない。一コマ一コマに意味があって、読み返すたびに新しい気づきがある。京都アニメーションがアニメ化を決めたのも、この密度の高さを評価したからじゃないでしょうか。
海外のSFファンからも高評価を受けて多言語展開されているのは、この作品が扱っているテーマが普遍的だからです。感情って何か。愛って何か。人間らしさって何か。その答えは、きっとあなた自身の中にしかありません。
読み終えたとき、街の明かりの見え方が少し変わります。それがこの作品のタイトルの意味なんじゃないかって、私は思うんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『シティライツ』は全何巻?
全3巻で完結済みです。