『サーカスの娘オルガ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
19世紀末、ヨーロッパのとある街を巡業するサーカス団。そこに引き取られた孤児の少女オルガは、団員たちとの日々の中で、芸を覚え、笑い、泣き、少しずつ自分の居場所を見つけていく。華やかな舞台の裏側にある、団員それぞれの人生。オルガの瞳に映る世界は、どこまでも優しく、どこまでも厳しい……。
YAMAMOTO Lunlunが「Harta」誌で2018年から2020年まで連載した本作は、第1回マンガ大賞を受賞した。孤児という重いモチーフを扱いながら、センチメンタルに溺れることなく、サーカスという集団の息遣いを丁寧に描き出している点が秀逸です。大仰なドラマではなく、日常の積み重ねの中で見せる人物たちの表情、仕草、言葉の選び方に作者の確かな観察眼が光る。ファンタジックな舞台装置でありながら、そこに生きる人々の感情は地に足がついており、読み手の心に静かに染み入ってくる作品だ。
既刊3巻。少女が世界と向き合う物語を、あなたはきっと忘れられなくなるでしょう。
まだ読んでいないあなたへ
第1回マンガ大賞受賞作。
この事実だけで、既に何かが違うんです。
19世紀末、欧州のとあるサーカス団。そこに拾われた孤児の少女オルガが、綱渡りや空中ブランコを習い、仲間たちと共に生きていく——物語の骨格はシンプルなんですが、このシンプルさが逆に、人間が生きる上で本当に大切なものを浮かび上がらせるんですよ。
舞台がサーカスというだけで、もう画面の密度が違います。テントの木組み、衣装の刺繍、街の石畳、馬車の車輪。一コマ一コマに宿る空気の重さと、そこに生きる人々の体温が、ページをめくる手を止めさせるんです。
でもこの作品、ノスタルジーに浸るだけの「美しい絵本」じゃないんですよ。孤児として生まれた少女が、居場所を見つけ、技を磨き、失敗し、支えられ、誰かを支えていく。その過程で味わう喜びも痛みも、全部が読者の胸に迫ってくる。ああ、人が人と関わって生きるってこういうことだったな、と。
YAMAMOTO Lunlunという作家の筆致は、饒舌じゃありません。むしろ静かです。けれどその静けさの中に、登場人物たちの息遣いや、言葉にならない想いが確かに響いているんです。
既刊3巻。読み終えた後、あなたの中に何かが残ります。それは単なる感動じゃなくて、もっと深いところに届く「記憶」なんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『サーカスの娘オルガ』は全何巻?
全3巻で完結済みです。