サナギさん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

高校生の浅野さなぎは、クラスメイトから「サナギさん」と呼ばれている。地味で目立たず、いつも教室の隅で静かに過ごす彼女の日常は、ある日を境に少しずつ変わり始める。友人との何気ない会話、些細な出来事の積み重ね。それは劇的な変化ではないけれど、確かに彼女の中で何かが動き出していた……。

週刊少年チャンピオン連載作でありながら、派手なバトルも恋愛要素も持ち込まず、一人の少女の内面の揺らぎを丁寧に描いた本作は、第63回小学館漫画賞少年向け部門を受賞している。少年誌という枠組みの中で、ここまで静謐な筆致で「変わりたい」という願いと「変われない」という現実のはざまを見つめた作品は稀有だ。Shikawa Yuukiの代表作となった本作は、誰もが抱える「自分を受け入れる」ことの難しさを、過剰な演出を排して描き切っている。

既刊6巻。サナギが羽化する瞬間を、あなたも静かに見届けてください。

まだ読んでいないあなたへ

第63回小学館漫画賞受賞。

週刊少年チャンピオンで2年間連載された、これ以上ないほど「地味」な漫画なんです。派手なバトルもない、恋愛もない、主人公が世界を救うわけでもない。ただ、人が少しずつ変わっていく姿を、息をするように淡々と描いている。なのに、読み終えたとき胸がじんわり熱くなるんですよ。

タイトルの「サナギさん」というのが絶妙で。人って誰でも、今の自分から次の自分へと変わっていくサナギの時期があるじゃないですか。その「殻に閉じこもって、もがいて、やがて羽ばたく」過程を、この作品は驚くほど丁寧に掬い取るんです。

何がすごいって、誰かに「こうなれ」って説教しないところ。ただ日常があって、小さな出来事があって、登場人物たちがそれぞれのペースで一歩を踏み出す。その一歩が、どれだけ勇気のいることか。どれだけ尊いことか。読んでいるこっちまで、自分の殻について考えさせられるんです。

少年漫画の枠で、こんなに静かに、こんなに確かに「成長」を描ききった作品は珍しい。派手さを求めないでください。でも、あなたが今、何かの途中にいるなら、この6巻は確実に響きます。

自分を受け入れるって、こういうことなんだって気づかせてくれる作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『サナギさん』は全何巻?

全6巻で完結済みです。