サイクリーマン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

毎日満員電車に揺られ、デスクワークに追われる日々。そんなサラリーマン生活に、ふとしたきっかけで自転車が入り込んだとき、何が変わるのか。本作が描くのは、颯爽と風を切る爽快さだけではない。通勤路の景色、身体の変化、職場での会話——日常の些細な断片が、ペダルを漕ぐことで少しずつ色を変えていく。主人公は特別な人間ではなく、どこにでもいる会社員だ。

HARADA Naoは「モーニング」新人漫画賞で佳作を受賞し、本作で連載デビューを果たした。スポーツ漫画でありながら競技性を前面に押し出さず、むしろ自転車を「生活の道具」として描く視点が新鮮です。健康への意識、同僚との距離感、日々のルーティンに生まれる小さな綻び——そうした要素が静かに積み重なり、読後にはなぜか「明日、少し早起きして走ってみようか」という気持ちが芽生える。派手な展開はないが、それがいい。青年誌の読者層にこそ刺さる、地に足のついた作劇だ。

既刊3巻。自転車に乗ったことがない人ほど、手に取ってみてほしい一作です。

まだ読んでいないあなたへ

朝、電車に揺られて会社へ向かう。

夜、また電車に揺られて家に帰る。その繰り返しに「これでいいのか」って思ったこと、ありませんか。

『サイクリーマン』は、そんな日常に小さな風穴を開けた一人のサラリーマンの話なんです。自転車通勤を始めた彼が見つけたのは、毎日同じはずの通勤路に隠れていた季節の匂い、川沿いの朝の空気、ペダルを漕ぐたびに動く自分の体。それだけで、世界の見え方が変わっていくんですよ。

この作品が描くのは、劇的な人生の転機じゃありません。でも読んでいると、主人公が坂を登り切った瞬間の達成感や、風を切って走る爽快感が、本当に自分の体を通り抜けていくような感覚になるんです。「明日、ちょっと早起きして違う道を通ってみようかな」って、そう思わせる力がある。

HARADA Naoが丁寧に描き出すのは、特別なドラマではなく、日常の中に埋もれていた「生きている実感」なんです。職場の人間関係も、通勤時間も、体の調子も、全部そのまま。変わったのは、ただ移動手段だけ。なのに、主人公の表情が少しずつ明るくなっていく様子を見ていると、こっちまで何かが動き出しそうになるんですよね。

既刊3巻。読み終えた後、あなたの通勤路が違って見えるかもしれません。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『サイクリーマン』は全何巻?

全3巻で完結済みです。