『ケルベロス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
墓守の少年が、地獄の番犬ケルベロスと契約を結ぶことで超常の力を得る。彼の前に立ちはだかるのは、人間社会に紛れ込んだ悪魔たち。小柄な体躯とは裏腹に、変身能力を駆使して強大な敵に挑む少年の戦いが幕を開けるが、その先に待つのは安寧か、それとも破滅か……。
福井タクミは後に「デッドマン・ワンダーランド」で国内外に名を轟かせることになるが、本作はその前身となる重要な作品だ。週刊少年チャンピオンという舞台で、アクションとホラーを融合させる作風の原型がすでに確立されている。悪魔狩りという題材を少年誌的な成長譚に落とし込みつつ、容赦のない暴力描写と不穏な空気を共存させる手腕は、デビュー作とは思えない完成度です。弱者から強者へという王道の成長曲線を描きながらも、随所に悲劇的な影を忍ばせる構成は、後の代表作にも通じる福井タクミの作家性そのものと言えるでしょう。
全10巻という限られた枠の中で、一人の作家の才能が凝縮された一作。アメリカやフランス、ドイツでも翻訳され、海を越えて評価された事実が、その普遍性を物語っています。
まだ読んでいないあなたへ
週刊少年チャンピオンが放った、異端のダークヒーロー誕生物語。
墓守をしながら生きる少年が、ある日を境に悪魔を狩る者として覚醒する。小さな身体に宿るのは、地獄の番犬ケルベロスの力。変身すれば人間を超えた戦闘力を手に入れるが、その代償は誰にも語れないほど重い。主人公が弱かった頃の記憶を引きずりながら、それでも戦い続けなければならない理由。その葛藤が、ページをめくる手を止めさせないんです。
福井タクミが描くのは、少年誌の枠をはみ出すギリギリのホラー描写と、血が滾るバトルアクション。悪魔との契約というモチーフを、ここまで容赦なく、それでいて少年の成長譚として昇華させた作品は珍しい。笑いもあり、仲間もいて、それでも最後には悲劇の影がちらつく。その予感が読者を離さないんですよ。
2009年に連載終了し、既刊10巻で物語は区切りを迎えています。後に「デッドマン・ワンダーランド」で世界的評価を得た福井タクミの、原点にして最初の咆哮。アメリカやフランス、ドイツでも翻訳されたこの作品を、まだ読んでいないなら今がそのときです。
弱かった者が牙を剥くとき、何を失い、何を守るのか。その答えを目撃してください。
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よくある質問
『ケルベロス』は全何巻?
全10巻で完結済みです。