『グレイプニル』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
平凡な高校生の主人公は、ある日突然、着ぐるみ怪人のような異形へと変身する能力を得る。彼はこの奇妙な力をひた隠しにしようとしていたが、学校の火事に遭遇し、クラスメイトを救うため変身を余儀なくされる。そこで出会ったのは、自分と同じく謎の能力に目覚めた少女だった。彼女は言う。「私をその体の中に入れて」と。二人は互いの秘密を共有し、力を合わせることでしか知りえない真実を追い始めるのだが……。
武田すんは『あるいて一歩!!』でキャリアをスタートさせた後、『世界の果てで愛しましょう』『ハルとナツ』などで着実に作品を重ねてきた作家だ。本作は第1回ヤングマガジン新人漫画賞佳作を受賞し、ヤングマガジンサードでの連載を経て、2020年にはPINE JAMによりアニメ化を果たしている。変身能力とバトルを軸にしつつ、主人公が少女を体内に取り込み共闘するという設定は、身体性と心理的距離の両面で独特の緊張を孕む。友情、家族愛、超常現象の謎が幾重にも絡み合い、ミステリーとしての推進力を失わない。エッチとアクションとドラマが一体となった作風は、読者を引きずり込む吸引力がある。
既刊14巻で物語は完結を迎えた。変身バトルの裏に隠された真相を、いま確かめるときです。
まだ読んでいないあなたへ
既刊14巻、完結。
着ぐるみの姿でしか人を守れない。こんなに切なくて、こんなに醜くて、こんなに美しい変身ヒーローがいたでしょうか。
主人公の加賀谷修一は、ある日突然「着ぐるみの怪物」に変身する能力を手に入れてしまうんです。でもそれは、カッコいいヒーローなんかじゃない。自分だけでは戦えない、中に誰かを入れてもらわないと力を発揮できない、不格好で依存的な姿なんです。そして彼が選んだパートナーは、クラスメイトの少女・青木紅愛。彼女には彼女の、決して他人には話せない理由がある。二人は互いの秘密を抱えたまま、この奇妙な共生関係の中で戦い始めます。
この作品が描くのは、「完璧な強さ」じゃないんですよ。誰かに頼らなきゃ立てない弱さ、それでも誰かを守りたいと願う意志、互いの体温でしか埋められない孤独。修一が着ぐるみの中に紅愛を迎え入れるたび、二人は文字通り一心同体になる。その親密さと危うさ、信頼と依存の境界線が、ページをめくる手を止めさせないんです。
武田すんが8年かけて描き切った、変身バトルの皮を被った人間ドラマ。エロスとバイオレンス、そして誰かと繋がることの痛みと救いが、ここまで生々しく交錯する作品はそうありません。
読み終えたとき、あなたは問われているはずです。誰かに本当の自分をさらけ出す覚悟、ありますか?
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よくある質問
『グレイプニル』は全何巻?
全14巻で完結済みです。