カラクリオデット』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

「花とゆめ」で2003年から2004年にかけて連載された本作は、天才科学少女・オデットが製作したアンドロイドと、彼女を取り巻く人間たちの関係を描いた異色作だ。主人公は感情を表に出さない冷静沈着な発明家で、自作のロボットに対峙しながら、周囲との距離感を測りかねている。片思い、保護者との軋轢、不良との出会い——日常に転がる小さな波紋が、少女の心を少しずつ揺らしていく。

鈴木ジュリエッタは後に『オオカミ少女と黒王子』で広く名を知られることになるが、本作はそのキャリア初期の作品です。恋愛を軸にしつつも、非恋愛的な関係性——友情、庇護、憧憬——を丁寧に掬い上げる手つきは、すでにこの時点で確立されていました。ロボットという非人間的存在を介在させることで、むしろ人間同士の感情の機微が浮き彫りになる。SF的ガジェットを少女漫画の文法に落とし込んだ構成は、当時の「花とゆめ」読者層にとって新鮮な驚きを与えたはずです。既刊6巻という分量ながら、キャラクターの成長が丁寧に描かれており、読後にはじんわりとした余韻が残ります。

恋愛だけではない、複雑な感情の交差点を覗きたい方にこそ手に取ってほしい一作です。

まだ読んでいないあなたへ

少女漫画の世界に、こんな主人公がいたんです。

発明家の少女が作り上げたのは、完璧すぎるアンドロイド。冷静な彼女が、なぜそれを生み出したのか。その理由を知ったとき、あなたの胸は確実に締めつけられます。学園を舞台に、ロボットと人間、片思いと成長、そして「誰かを想う」ことの意味が、静かに、でも鮮烈に描かれていくんです。

「オオカミ少女と黒王子」を生んだ鈴木ジュリエッタの初期作品。既に彼女らしい、キャラクターの心の機微を掬い取る筆致が全開です。でもこの作品には、後の代表作とは違う、どこか実験的で切ない空気が流れている。コメディとドラマが絶妙に混ざり合って、笑ったあとに必ず胸がキュッとなる。

アンドロイドが登場するSF設定なのに、描かれるのは驚くほど人間臭い感情の揺れ動き。恋愛だけじゃない、もっと深い繋がりが、ページをめくるたび静かに育っていくんです。保護者と被保護者、不良と優等生、片思いする者とされる者——関係性の描き方が、とにかく丁寧で切なくて、巧い。

全6巻で完結。一気読みしたあと、あなたは「想いを形にする」ことの重さと美しさを、きっと噛みしめることになります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『カラクリオデット』は全何巻?

全6巻で完結済みです。