『カイニスの金の鳥』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
19世紀イギリス。男装した少女が、社会の枠に抗いながら自らの道を切り拓こうとする。
秦和生は『ルート~雪の王国 目覚める星たち~』でファンタジーの中に生きる女性像を描き、『となりの妖怪さん』では日常に潜む異界との交流を紡いできた作家だ。本作では舞台を19世紀の英国に移し、女性が自立を勝ち取ることさえ困難だった時代に、男装という手段で世界に挑む少女の姿を描く。秦和生作品の核にある「女性の成長」というテーマが、歴史という制約の中でいっそう鮮明になっている。Matogrossoに連載され、フランス語版も出版されるなど、海外でも評価された本作は、既刊4巻で完結を見た。時代の空気を丁寧にすくい取りながら、少女の葛藤と変化を静かに、しかし確かな筆致で描き出す力量は、秦和生ならではのものだ。
男装が単なる設定ではなく、生き延びるための選択として機能している物語です。
まだ読んでいないあなたへ
19世紀イギリス、女が男として生きる。
この時代、女性には職業も財産権も、ほとんど何もありませんでした。だから彼女は男装して、男の名前で生きる道を選んだんです。でもこれは単なるサバイバル術じゃない。自分の人生を、自分の手で切り拓くための戦いなんですよ。
秦和生が描くのは、綺麗事じゃない女性の自立です。「ルート~雪の王国 目覚める星たち~」で見せた、女性が自分の足で立つまでの葛藤と強さ。それが今度は歴史の重みと制約の中で、もっと生々しく、もっと切実に描かれています。
男装して手に入れたものと、女であることで失ったもの。その両方を抱えながら、それでも前に進もうとする姿に、胸が詰まるんです。時代の壁に何度も跳ね返されながら、それでも諦めない人間の強さがある。
フランス語版も出版され、国境を越えて読まれているこの作品。歴史という舞台装置を使いながら、実は今を生きる私たちの物語でもあるんですよね。
既刊4巻。彼女の選択の先に何があるのか、あなたも見届けてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『カイニスの金の鳥』は全何巻?
全4巻で完結済みです。